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今日は7月7日七夕の日。そして楽しみにしてた七夕祭りが開催される。場所は山嶺神社。私と妹の楓はこの日を楽しみにしてた。なぜかって?この日7月7日だけは私と楓は会うことができるから。事情を話すと長くなるが三年前私達の両親はトンネルの中で事故にあった。でもその事故の原因は今でも迷宮入りだ。だから私達は別々の家族に引き渡されたんだ。でもずーっと会えないのは可愛そうだってお互いの家族が7月7日にだけあわせてくれることになったんだ。なんか彦星と織姫みたい。今日は雨だ。少し心が沈んだ。待ち合わせは山嶺神社に夜の7時。あと一時間…。両親に昔買ってもらった浴衣を着てよし出発。6時30分山嶺神社についた。早すぎたかな。やっぱりまだ楓は来ていなかった。雨の音、周りの人の楽しそうな声、鳥のなき声いろいろな音が混ざり合っていく。あっという間に七時になった。でも楓は来ない。それでも梨花は待ち続ける。もう8時。来ないのかな…と時間が立つに連れて心が沈んでいく。9時になった頃だったと思う。私の携帯に一件のメールが届いた。非通知設定のメールだ。開いてみるとそこにはこんなのが書かれていた。
梨花ちゃんへ
ごめんね。私はいけない。もう会うことはないと思う。でも最期に会いたい。
9時半に山嶺神社の横道を通って山嶺トンネルに入って来て。待ってるから。
楓
このメールを見たとき私は2つの不審な点を覚えた。まずひとつ目はなんで私のメールを知っているのか。私のメールを知っているのは私を養子にしてくれた両親だけ。2つ目はもう会えない。最後って?意味が全く理解できない。でもこのメールは本当に楓が送ったのかわからない。誰かのいたずらなのかもしれない。でもなんか胸さわぎがした。私はこのメールのところに行くことにした。でももう9時20分。もう10分しかない。急がないと。
私は走った。雨に濡れ沢山の人の声の中を走っていく。誰も見えない。必死でトンネルに向かう。なんとかトンネルについた。でももう2分しかない。まんなかってどこなの?
全然わからないけれど中に入ってく。「楓ー」呼んでも返事は来ない。真っ暗で周りも見えずあるいていく。いつの間にか後ろを振り返るともう光はない。携帯を開いてもあんなに充電があったスマホが充電切れに。怖いと恐怖に怯えていく。梨花はあのメールはいたずらだと思い帰ろうともと来た道を戻ろうとする。だが歩いても歩いても入口が見えてこない。突然りかーっと声がした。後ろを振り返るとそこにはたくさんの白い粉みたいなものが浮いていた。梨花はその場で膝をついた。梨花は助けてーと大声で叫ぶとりかーりかーと白い粉みたいなものが近づく。もうだめだと思った。その場で頭を抱え亀のような状態になった。でもいつの間にか私はトンネルの前にいた。スマホも充電はまんたん。時間は9時34分。自分の中ではもう一時間以上たっていたと思う。それにさっきのリカーという声は?とても怖い思いをしたけどなんか気になってしょうがなかった。
家に帰った
私はもう寝ようとした。でも眠れない。今日のトンネルのことで頭がいっぱい。それに楓とも会えなかった。でもそんなこと考えたくない。もう嫌だ。明日もう一度トンネルのところへ行こう。そう思って今日はねた。
次の日
私は養子にしてくれた親から楓の話をされた。なんかとても楓の話を聞かないほがいいような感じがする。この直感はあたった。楓は昨日病院でなくなった。急な心臓発作だったそう。私は気になり家を飛び出して山嶺神社の隣の道を通ってあのトンネルに向かう。でもそのトンネルはもうなかった。何度も行ったり来たりしてもそこにはトンネルはなかった。家に帰って調べてみてもそんな場所にトンネルはないと出てきた。今思えばあのトンネルでの出来事はホントだったのかもしれない。そしてそこに楓はいたのかもしれないと思った。