─どうして、小説を書いてるの?
「んー、小説は私の
唯一の救済だから、かな。
理由があるってわけじゃなくて、
これがないと、
自分が壊れてしまいそうでね。」
─否定されて、怖くないの?
「怖いよ。
“そんなの面白くない”って
言われても怖いけど、
自分の誤字や脱字に気づいた時、
それで笑われるって思うのが
1番怖かった。」
─逃げないの?
「逃げてるよ。逃げてる。
今だってほら、辛い現実は
背けてる。
自分にとって、忘れられることが
最高の逃げなのかな。」
─辛いって、思わないの?
「辛い?うーんないかな。
否定されても肯定してくれる人が
いるからね。
正直1番辛いのは
スランプに陥って、
二度とあのある程度の作品が
書けなくなったことかな。
これ以上に怖いことはないね。
もう駄作とすら呼べないからさ。」
仲間がいれば、怖いって思わないよ。
辛いって思わないよ。
でもいつか、仲間がいることが
怖くなる時が来るのかな。
コメント
1件
依存したくないやろけどねぇ 前しれっと作品の閲覧数見たら15でポキって行くかと思った 結局逃げてもまた新しいのがきて逃げるの繰り返したのしい