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文化祭まで
あと3日
放課後の教室は
準備でかなり騒がしかった
セナ
「ソアー! こっちテープ足りない!」
ソア
「今行く!」
走ろうとした瞬間
グイッ
腕を軽く引かれる
ソア
「え?」
振り返ると
テオだった
テオ
「走んな。」
ソア
「大丈夫だって。」
テオ
「昨日転びそうになってた。」
ソア
「……見てたの。」
テオ
「当たり前。」
さらっと言われて
また顔が熱くなる
その時
女子
「テオくん!」
クラスの女子が
笑顔で駆け寄ってくる
女子
「この飾り高くて届かないから手伝って!」
テオ
「……。」
少し面倒そうな顔をしながらも
テオは脚立の方へ向かった
ソア
「……。」
別に
気にしてない
全然
セナ
「今の顔、めっちゃ嫉妬。」
ソア
「してない!」
セナ
「いやしてる。」
ソアはむすっとしながら
飾り付けを続ける
でも
女子
「テオくん優しい〜!」
「かっこいい!」
楽しそうな声が聞こえるたび
なんかモヤモヤした
その時
男子
「ハン・ソア、これ運ぶの手伝って。」
ソア
「あ、うん。」
段ボールを持ち上げようとすると
ガシッ
突然
横から手が伸びてくる
ソア
「!?」
テオ
「俺やる。」
男子
「え、カン珍し。」
テオ
「重いから。」
そう言いながら
段ボールを持って歩き出す
ソア
「……。」
セナ
「はい、嫉妬返しきました。」
ソア
「え?」
セナ
「テオ、機嫌悪い。」
たしかに
少し不機嫌そう
準備室に入った瞬間
ソアは小さく聞いた
ソア
「……嫉妬した?」
テオ
「してない。」
即答
でも
テオ
「でも。」
「他の男と並んでんの嫌だった。」
ソア
「……。」
心臓に悪い
テオは段ボールを置くと
小さくため息をついた
テオ
「お前さ。」
ソア
「?」
テオ
「無防備。」
ソア
「えぇ…?」
テオ
「普通に笑うし。」
「近いし。」
ソア
「……。」
それ
さっき女子にされてた側が言う?
そう思っていると
テオが少し屈んだ
近い
テオ
「俺以外には。」
「そんな顔すんな。」
ドクン
もうほんと
ずるい
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