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junp
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#めめこじ
junp
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fura
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コメント
4件

ゆっくり2人が近づいていくのかな。 静かに褒めるのは優しい 続き待ってます♪楽しみ😊
めっちゃ最高ー! 続き楽しみにしてる!
.
朝はまだ薄く、庭には朝霧が残っていた。
屋敷の台所からは味噌の香りが漂い、女中たちが慌ただしく支度を進めている。
私は軽く挨拶をしてから、いつものように袖をたくし上げ、料理を並べていった。
最初の頃は女中が、若奥様はしなくても良いのですよと焦っていたけれど、こういう作業が好きなんです、動いてないと気が済まなくてと笑っていったらそこからは少しずつ頼ってくれるようになった。
最近では、若奥様ではなく阿部様とも呼んでくれるようになった。
どちらかというと、阿部様の方が呼び方は安心する。
「若奥様の膳はこちらに」
「いつもありがとうございます。」
微笑むと、女中はこちらこそでございますと微笑んで会釈してくれた。
それが、この屋敷の、目黒家の人間に少しずつなれているのかもと感じて嬉しくなる。
「旦那様の膳はこちらにございます。」
「ありがとうございます、持っていきますね」
「阿部様にこんなことをさせてしまって申し訳ないです..、本当にいつもありがとうございます。」
いえいえ、といえば 女中は会釈してから、台所に戻って行った。
毎朝、目黒の朝食は、決まった時間に書院へ運ばれる。
その朝食を運ぶ係を私は担っていた。
だが、一緒に食べたことはない。
今日もきっと、同じだろう。
正直に言ってしまえば、寂しい。
政略結婚だとしても、夫婦なのに…。
「旦那様、朝食です。」
襖を開けると、目黒はすでに身支度を終えていて机の前に本を読みながら座っていた。
mg「置いて」
「はい」
膳を机に置いてから、部屋を出ようとしたその時だった。
mg「…待って」
低い、それにしては少し柔らかいような声に足が止まる。
振り返ると、目黒は箸を手にしたまま言った。
mg「今日は、食べていく?」
あまりにも言わなそうな言葉に驚いて目を瞬かせる。
「え…」
mg「嫌ならいい」
「い、いえ!嫌じゃないです…、逆に、良いのですか?一緒に膳を食べても…」
mg「いいから聞いた」
座れと言われて慌てて向かい合わせに座る。
相変わらず、静かだった。
箸の触れ合う音だけが部屋に静かに響く。
けれど、一ヶ月前の沈黙とは違っていた。
居心地が悪いわけではない。
言葉がなくても、不思議とこの人の隣は落ち着けた。
mg「味噌汁 」
「えっ」
静かな沈黙を裂いたのは目黒だった。
「はい?」
mg「美味い」
そのあまりにも素直な言葉に思わず笑ってしまう。
「ありがとうございます、よかったです。」
mg「…..お前が作った?」
「少しだけ手伝いました。」
mg「そう」
それ以上、会話は続かなかった。
けれど、それでも私の胸には小さな灯が灯る。
たった一言。
「美味い」だけ。
それだけでも、今日一日頑張れそうな気がした。
お昼過ぎ、屋敷では来客を迎える準備が進められていた。
両家と縁の深い名家の当主が訪れるという。
「若奥様、お着替えを」
「佐久間、もうそんな時間?」
sk「とっくにお客様は来てますよ?笑」
佐久間は俺の専属の女中的存在だ。
佐久間に渡された白に淡い藍色の柄が入った着物へ袖を通す。
鏡に映る自分は、まだこの屋敷の人間になり切れていないように見えた。
客間では、すでに目黒が応対していた。
背筋を伸ばし、淡々と話す姿は隙がなく美しい。
客間に佐久間と共に入る。
「奥様もお美しい」
客人にそう言われ、ありがとうございますと頭を下げる。
すると、客人は笑いながら続ける。
「しかし、若様は相変わらず表情が変わりませんな。」
場が少しだけ静まる。
「夫婦仲はいかがです?」
悪気のない問いだった。
だか、答えに困る、その時だった。
mg「問題ありません」
目黒が静かに微笑みながら言う。
mg「家内にはいつも良くしてもらっています。」
思わず隣の目黒を見る。
目黒の横顔はいつもとは変わらなかった。
でも、少し、ほんの少しだけ、表情が柔らかいように見えた。
客人が帰った後、長い廊下を並んで歩く。
「…さっきは」
小さく口を開く。
「ありがとうございました」
mg「事実を言っただけ」
「でも、ああ言ってもらえて嬉しかったです。」
小さく微笑むと、目黒は少しだけ歩みを緩めた。
mg「外では、お前はこの家の人間だから。」
その言葉はどこまでも落ち着いていた。
情熱的でも、甘くもない。
けれど、それが目黒なりの誠実さなのだと少しだけ分かるようになっていた。
「…はい。」
一歩ずつ、お互い歩き出す。
秋風が庭の木々を揺らし、色づき始めた葉が一枚、縁側へ舞い落ちた。
季節はゆっくりと巡る。
それと同じように、この距離も少しずつ変わっていくのかもしれない。
そんな予感を胸に、静かな屋敷の廊下を目黒の半歩後ろから歩き続けた。
続_
阿部さんの一人称は大正政略結婚をモチーフにしているので俺、僕ではなく私です。
メンバーさん全員が出ないかもしれないです、なるべく出せるようにする予定ですが…😭