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「女の役なんか、俺は絶対にしないからな!」
「しょうがないだろ。くじで引いちゃったんだから」
「しかもよりによって主役だもんね、ご愁傷様」
「くそ~、優実、お前俺と代わって!頼む!」
「やだよ~。私、野獣の方がいいもん」
「はぁ!?野獣より美女の方がいいだろ、普通!!」
私たちのクラスは学園祭で演劇「美女と野獣」を公演することに決まった。
配役をくじ引きという安易な方法で決めてしまったためか、事あるごとに、美女は嫌だ野獣がいい論争が目の前で繰り広げられる。
「もう、往生際が悪いなぁ。いいじゃん!たけるはきっといい美女になれると思うよ♪」
「そこ心配してるんじゃねーんだよ!」
「じゃあなによー?……ああ、私の野獣っぷり?心配はいらないよ、美しいお姫様。めちゃくちゃにしてやんよ」
「そんなシーンねーよ、台本読み直せ」
もうすでに役に入り込んでいる優実がたけるの腰に手を回**************
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