テラーノベル
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みに
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夜中。
目が覚めた。
部屋は暗くて、
どこか現実感が薄い。
(……ここ、どこだっけ)
一瞬だけ、混乱する。
でも、
隣の布団の気配で思い出す。
(……みことの家)
胸が、少し落ち着く。
でも、
また別の不安が浮かぶ。
(……慣れすぎたら、どうなるんだろ)
布団をぎゅっと握る。
(……ここが普通になったら)
(……なくなった時、耐えられる?)
考えたくないのに、
頭が勝手に進む。
呼吸が浅くなる。
そのとき。
「……すち?」
小さな声。
みことも起きていたらしい。
「……起きてる?」
「……うん」
声が、少し震えた。
みことは、布団の中で体を起こす気配。
「また、考えすぎ?」
図星だった。
すちは、答えられない。
沈黙が、肯定になる。
少しの間。
それから、
布団がこすれる音。
でも、触れない。
距離は、ちゃんとある。
「……ここにいるよ」
暗闇の中の声。
それだけ。
「……消えない?」
「消えない」
「……約束?」
みことは、少しだけ間を置いた。
「未来の全部は、約束できない」
すちは、息を止める。
でも、その続き。
「でも、今は」
「逃げない」
その言葉は、逃げなかった。
すちは、目を閉じた。
涙は出ない。
でも、胸が熱い。
「……俺さ」
ぽつりと言う。
「……必要に、なりたいんじゃなくて」
みことは、黙って聞いている。
「……一緒にいたいだけ、かも」
静かな告白みたいだった。
みことは、小さく息を吐く。
「それでいい」
すちは、布団の中で少し笑った。
「……答え、まだ出ないけど」
「うん」
「……前より、怖さが減った」
みことは、少しだけ布団の端を寄せた。
触れない。
でも、距離はさっきより近い。
「ゆっくりでいい」
その言葉に、
すちは、今度こそ安心して目を閉じた。
不安は消えていない。
でも。
不安を言える場所があることが、
少しだけ世界を優しくしていた。
これ、めちゃくちゃゆっくりとすすめるから、さんじゅーわぐらいいくかもな
コメント
2件
さいきんみてなかったごめぇぇぇぇぇん!泣 やっぱりさ、ことばえらびが、かみなのよね、