山の方から悲鳴が聞こえた。
だれかが熊に襲われたのか、そんな危険なところにぽちを連れていくのは危ない。
ぽちを家に置いて、僕悲鳴が聞こえた山の方へ向かうと、夢で見た、同い年くらいの女の子がいた、正直すごくびっくりしたしたが、それ以上に、女の子を襲っているものにびっくりした、黒い煙のような、悪魔のような、人でも動物の姿でもない、黒い煙のようなものから目が光っている、
僕は足が震えた、が女の子を1人にする訳にもいかないので、とりあえずら女の子の前に立ってみた、見事に攻撃を食らった、が痛くない。血も出てなければかすり傷もなく無傷。勇気が出た僕は近くにあった石を投げてみた、すると
周りにあった木々は折れ、煙は消え去った。
女の子の方を見ると、怪我をしている。
「大丈夫ですか?」
僕が聞くと女の子はすごく怯えていた、
そりゃそうだ、自分でも思いもしない威力で敵を吹き飛ばしたんだから、
「あなた何者なの?もしかして……」
何かを言いかけた女の子はお礼を言ってすぐにどこかへ行ってしまった。
家に帰ると母は僕を見て膝から崩れ落ちた。
「凛神、、その姿どうしたの…まるで」
「父さんよ」
僕にはいつもの姿にしか見えてないのに、どうやら母さんによると、髪の色は銀色に染まり、片耳に鈴の耳飾り、お坊さんのような着物を着ているらしい。
そんな姿父さんみたいで最悪だったが、自分から見たらいつもの僕なので、どうにもすることができない。
「母さん、父さんって強かった?」
思わず聞いてしまったが、本当に疑問だった。
小石を投げただけなのに周りの木々が折れる程の威力が出たのだ。
「強かったわ、山一つなんて簡単に壊せる位」
やはりこの力は父さんのもの、僕は心に決めた。
「母さん、僕は旅に出ます。」
旅に出る理由はある。
まず山で見た煙のようなようなものは、巷で言い伝えられている悪魔だろう、そいつ正体を掴むため。
2つ目はこの力の行方、使い道がないので何か人の役に立てる使い道を見つける。
最後はあの女の子を探す、
単に気になる。
最後の理由以外は母さんに伝えた。
母さんは激しく否定したが僕は聞かなかった。
家で寝る最後の夜、空から一通の手紙が降ってきた、
〈凛神殿、北西の遊郭に来なさいそこには私がいる。きっとお前力になれるぞ〉
上から目線な手紙が来た。
嫌な奴だが役に立つかもしれない。
明日の朝向かうことにする。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!