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ある日、俺は家出を決意した。
きっかけは、ある日の朝ご飯にあった。
俺は、料理が下手だ。
というか、できない。
だから、いつもお姉ちゃんに作ってもらってる。
でも、みんなと食べるのは気まずいから、いつも俺だけ遅れて食べる。
でも、毎日ご飯は作ってくれる。
お弁当も、作ってくれる。
そんな日常に感謝している。
でも、ある日、みんな俺に対しての態度が激変した。
ある日、朝起きるといつも用意してあるはずの朝ご飯とお弁当がなかった。
それだけなら、忘れているだけかなと思ったが、違った。
学校から帰ってくると、俺の分の靴入れが、なくなっていた。
それだけではない。
俺の分の椅子も、なくなっていた。
まるで、俺の居場所はないとでも言うように。
だから、家出する。
持ってる分のお金とスマホを持って、俺は家を出ていった。
一つの手紙を残して。