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昭和40年7月1日十代田百合子が行方不明になった。
「刑事さん百合子が帰ってこないんです…!」百合子の母親の雅代が悟に泣きついてきた。
「お母さん、百合子さんを最後に見たのはいつですか?」
「今日の8時頃です。」
雅代は涙を拭きながら答えた。
「百合子さんが誰かと何処へ行くといってませんでしたか?」
「いいえ。」
「そうでしたか。」悟は警察署に戻り警部の奥方の部屋にむかった。
「警部百合子が失踪したのは8時頃です。」
「よし篠山引き続き捜査してくれ。」奥方は神妙な顔でブラインドを指で開けた。
「分かりました。」悟は部下の幸村を連れて再び捜査にでた。
「篠山さん百合子は一体何処にいったんですかね。」
「それを俺らが捜査してるんだろ。」悟は失笑しながら言った。二人が現場に向かっていると無線がしゅーと鳴った。
「18歳らしき少女の遺体を発見。」悟は目を見開いた。