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羽海汐遠
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#探偵
橘靖竜
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comi
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第二話「師弟」
防衛軍本部。
隊長室。
ケイトは一枚の資料を机に置き、小さく息を吐いた。
そこには一人の少年の名前が書かれている。
神城怜。
「才能はある。」
「だが、今のままじゃ壁を越えられない。」
ネイトが腕を組む。
「ユーマとの差も少しずつ広がってる。」
ジョトも頷いた。
「能力の使い方が単調だ。」
ケイトは静かに立ち上がる。
「だからこそ……あいつしかいない。」
⸻
地獄。
珍しく静かな昼。
古流斬とはるかは庭で紅茶を飲んでいた。
はるかが笑う。
「最近忙しくないね。」
古流斬も少し笑う。
「平和だからな。」
その時。
空間が揺らいだ。
転移魔法。
現れたのはケイトだった。
「久しぶり。」
古流斬は立ち上がる。
「珍しいな。」
「何かあったか?」
ケイトは苦笑する。
「相談だ。」
⸻
三人は部屋へ移動した。
ケイトは真剣な表情になる。
「神城怜を知ってるか?」
古流斬は少し考える。
「ユーマとよく訓練してる奴か。」
「能力は空白だったな。」
ケイトは頷く。
「才能はある。」
「でも伸び悩んでる。」
「そこで頼みがある。」
少し間を置き、
「神城怜を鍛えてほしい。」
部屋が静かになる。
古流斬は紅茶を置いた。
「……俺が?」
「そうだ。」
「お前の能力と少し似てる。」
「だから、お前なら導ける。」
古流斬は考え込む。
「俺は教えるのは得意じゃない。」
ケイトは笑った。
「分かってる。」
「だから頼みに来た。」
「技術じゃない。」
「考え方を教えてやってくれ。」
⸻
はるかは二人を見ながら笑う。
「私は賛成。」
古流斬を見る。
「古流斬、人を育てるの案外向いてると思うよ。」
古流斬は苦笑した。
「そうか?」
「うん。」
「ユーマだって昔よりすごく成長したじゃん。」
ケイトも頷く。
「お前の背中を見て育った奴は多い。」
「神城怜も、その一人になる。」
古流斬は静かに目を閉じた。
数秒後。
「……分かった。」
「引き受ける。」
ケイトは安堵したように笑う。
「ありがとう。」
⸻
その頃。
誰も知らない場所。
巨大な円卓。
六人の人物。
一人が静かに報告する。
「対象。」
「古流斬。」
「神城怜。」
「ユーマ。」
「監視を開始します。」
中央の人物は静かに頷く。
「……計画は予定通り。」
暗い部屋に不気味な笑みが浮かぶ。
「新しい時代を始めよう。」
⸻
第二話 完
コメント
1件
わああ第2話も熱かった!!🔥 古流斬が弟子を取るって展開、めっちゃ胸熱…「教えるのは得意じゃない」って言いながら背中で語る師匠感、尊すぎるでしょ😭💕 はるかの「案外向いてる」も優しさに溢れてて泣ける。最後の円卓の影…えっ次どうなるん!?続きが気になりすぎて今夜眠れないかも!!✨