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ー始まりは中学1年生だった。
あーしに初めて彼氏ができたのが中学1年生。あの青い初恋以来、あーしはちゃんと恋ができただろうか。
付き合いたての彼氏と幸せな時間を過ごしていた頃、突然、あーしは当時の中学校のとある先生に告白された。もちろん、彼氏がいるからそのときは断った。ーその先生が、あーしの最初のストーカーになるとも知らずに。
ストーカー被害はそこまで酷くはなくて、シャーペン無くしたりふとした瞬間にシャッター音がするくらいだったから、…少し怖かったけど、あーしは気にせずに過ごすようにした。
ただ、初めての彼氏と別れたとき、あーしはまたその先生に告白されるんじゃないかと思って急に怖くなった。…だから、そこからは彼氏を途切れささせないようにした。好きじゃなくても、クズでも、喧嘩が強ければ迷わず付き合った。そのおかげが、高校に入学するタイミングで中学校時代のストーカーは消えていた。
でも、……またか。多分、あーしが悪いせいだ。好きでも男と付き合って自分のために利用してきた罰が当たったんだ。彼氏が途切れたこのタイミングで、新しいストーカーに付き纏われるなんて。
成瀬には……申し訳ないな。成瀬まで辛い目に遭わせてしまった。友達なんか、…作るんじゃなかった。
ー明日は今まで通りに学校に行こう。…大丈夫。あーしが我慢すればいい。こんなの慣れてるし。成瀬には……心配かけたくないしな。…もう、喋ってくれないかもしないけど。
締め切った自室のカーテンからはオレンジ色の夕陽が僅かに差し込んでいた。