「ごめんなんね。ioが配慮をことだったばかりに、怖い思いさせちゃったんね」
そう言って、ガラスの様に壊れやすそうで、脆そうな妹の頭をiоはそっと、そっと撫でたんね。
「全然!大丈夫なんね。あ、えと、ioは、伊華なんね。イタリー様のドールなんね」
iоの妹の名前は“伊華”って言うみたいなんね。伊華は緊張しつつも頑張った様に自己紹介してくれたんね。可愛いんね。ちょっと、口元が緩んだような気もしたんね。
イタリー様って呼んでるけど、多分伊華の主の名前は“イタリア”なんね。まぁ、伊華が呼びやすい方をiоは進めるんね。
「初めましてなんね。ioは、伊華の姉なんね。イタ王様のドールの王華なんね。宜しくなんね」
自己紹介をして、ふとイタ王様を見ると、まだ、「イタリー可愛いんね〜!」なんて事を言いながらイタリア様を抱き上げてたんね。力加減しっかりできてると良いんね。
「あ、あの!イタリー様が、気を失っちゃいそうだから、辞めて欲しいんね!」
イタ王様はお願いに簡単に応じたんね。イタ王様は、イタリア様に謝りながら直ぐ側にあったソファーに寝かせたんね。
「わ!もう寝ちゃったんね。子供は寝るのが早いんね」
イタ王様はそう驚いて声を上げたかと思うと、感心したようにそう言ったんね。
「本当に、やっぱり親バカに成るんね」
ちょっと呆れたようなiоの声が口から漏れたのは気の所為にしてもらうんね。
この頃はまだ、それ程戦場が酷くはなかったから、iоの体調の良い日はトンマーゾや愛と出逢ったあの自然の多い公園へ行って四つ葉のクローバー何かをよく探したんね。伊華は何時も楽しそうに、探してて、見つけた時は、「嬉しいんね!」を連発しながらiоに四つ葉のクローバーをくれたんね。
そんなこんなで時間はどんどん経って、第二次世界大戦半ば。
枢軸国のドール達皆でフィンランドの所でお泊り会をする事になったんね。
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