小湊兄弟の幼馴染み

｢やっと終わった…｣

(校長の話長っ)

｢お疲れ｣

｢春｣

｢クラス一緒だね、よろしく｣

｢ん、よろしく｣

｢ねぇ、早速だけど野球部見に行かない？｣

｢いいね、行こ｣

｢春｣こと小湊春市は私の幼馴染みである。

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｢やっぱ部活は野球部？｣

｢うん、そのつもり｣

｢そっか｣

｢そう言うくるみは？｣

｢ん～、野球部のマネやるか検討中｣

｢えっ、野球部のマネやるの？｣

｢だから、検討中だって｣

｢へぇ…｣

春には二つ上の兄が居る名前は小湊亮介君

｢ん！グランド見えてきた！｣

｢広っ！｣

｢まぁ、青道と言えば野球の強豪だからね｣

｢まぁね｣

｢亮君みっけ｣

｢えっ｣

バチッ

｢｢…｣｣

｢ねぇ今、目合った気が｣

｢奇遇だね、僕も｣

｢あ、ちょうど休憩みたいだね…｣

｢…｣

｢ねぇ、なんかこっちに向かってきてない！？｣

｢やっぱり？｣

｢ど、どうする？｣

｢いや、どうするって言われても｣

｢私らがここ入学するってのは知ってんだよね？｣

｢うん｣

｢なら、大丈夫…？｣

｢だめだ、無理、なんか視線が凄い耐えられない｣

｢僕を置いてく気？｣

｢やめて、その笑顔、亮君に似てめっちゃ怖いから…｣

小湊家の笑顔はまじで怖いから切実にやめて頂きたい

｢って、はやくしないと亮君が！｣

｢僕が、何？｣

(あ、終わった)

｢り、亮君｣

｢兄貴｣

｢お疲れ、今来て大丈夫なの？｣

｢まぁね｣

｢入学おめでとう、春市、くるみ｣

｢ありがとう！｣

｢ありがと…｣

｢お前ら、野球部はいんの？｣

｢うん！｣

｢くるみは？マネとかやんの？｣

｢んー、検討中｣

｢そ、まぁいいやどっちにしろお前らのこと紹介しとくから来て｣

｢｢えっ｣｣

｢ほら行くよ、ついてきて｣

｢あ、まってよ兄貴！｣

｢えぇ…｣

(亮君、私の人見知りを忘れてない？)

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｢亮介！どこ行ってたんだよ｣

｢そんなに吠えないでよ純｣

｢吠えてねぇ！｣

｢うるさい｣

｢哲～、あと透と光！｣

｢む｣

｢うが？｣

｢どうした？｣

｢こいつら、俺の弟と幼馴染み、野球部はいる予定だからなんかあったらよろしく｣

｢こ、小湊春市です｣

｢大木くるみです…｣

(まって、はいるって言ってない)

｢おー、よろしく｣

｢野球部はいるのか！｣

｢亮介、弟に身長…｣

｢なんか言った？｣

｢いや、なんでもない…｣

｢それにしても、亮介が女子と喋ってるの初めて見た｣

｢あぁ｣

｢確かにな｣

｢幼馴染みだからね｣

｢そうか｣

｢む、時間だ｣

｢本当だ｣

｢じゃあ、また後で連絡するね｣

｢うん｣

｢じゃーね｣

｢またな！｣

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｢はいる雰囲気になってんじゃん…｣

｢ははは、兄貴らしい…｣

｢強引…｣

｢春は寮生活か｣

｢うん｣

｢同室の人達と仲良くね｣

｢わかってるって｣

｢じゃ、また明日！｣

｢うん、またね｣