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#鬱展開
Mist-404
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mogyumogyuGemi
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コメント
1件
うわ、第21話、めっちゃ熱かったですね! まず名取惣一の登場シーンから「助けに来たわけじゃない」って言い切るクールさが痺れました。それにしてもソウヤの中に“鍵”とか“さらに深い何か”って……伏線がどんどん重なっていくのが気持ちいいです。 そして訓練場のシーン! 刹那さんの剣技がめちゃくちゃ美しく描かれてたのに、イレイダが十数秒で木刀を弾き飛ばす展開には息を呑みました。「まだ甘い」って言いながらも、ちゃんと「剣はいい」と認めるところにイレイダの度量を感じます。 その後の惣一さんの“神足通”……距離を無視する能力って、もう反則級じゃないですか? でもイレイダが「捕まえればいい」と涼しい顔で言い放つところがカッコよすぎて、思わず声が出ました。二人の実力者同士の緊張感、たまらなかったです。 最後にペインの影が見えて、次の任務が始まる……もう次が気になって仕方ないです! 続きを楽しみにしてますね🔥
能研・応接室。
名取惣一、千藤院刹那、夜鳴鵺夢幻を迎え、能研の主要メンバーが集まっていた。
ソウヤ、結衣、タジ、柚季、そしてイレイダ。
重苦しい空気の中、最初に口を開いたのは惣一だった。
「まず訂正しておこう。」
「私は君たちを助けに来たわけではない。」
ソウヤたちは顔を見合わせる。
「では、どうして……?」
惣一は静かに答えた。
「確認するためだ。」
「君が、本当に”鍵”なのかを。」
タジが小声で呟く。
「最近『鍵』って言われすぎじゃない?」
柚季も苦笑する。
「確かにね。」
惣一はソウヤを見つめる。
「君の中には二つの人格だけではない。」
「もっと深い”何か”が眠っている。」
ソウヤは息を呑む。
(レイ以外にも……?)
イレイダが口を開く。
「そこまでだ。」
「今話すにはまだ早い。」
惣一は静かに頷いた。
「そうだな。」
「まだ時ではない。」
その頃――
能研の広い訓練場。
刹那が静かに木刀を構えていた。
「お姉様。」
「少し、お手合わせ願えますか。」
イレイダは帽子をかぶり直す。
「いい。」
「ただし本気は出すな。」
刹那は微笑む。
「もちろんです。」
その様子をソウヤたちは見学していた。
夢幻が説明する。
「刹那さんは全国剣道・柔道優勝。」
「能力がなくても日本屈指の実力者です。」
ソウヤは驚く。
「そんな人が……。」
開始の合図。
一瞬だった。
キィン!!
木刀同士がぶつかる。
火花が散る。
刹那の剣は鋭く、美しい。
無駄がない。
だが。
イレイダはさらにその上をいく。
最小限の動きで全てを受け流す。
「まだ甘い。」
一歩踏み込む。
刹那の木刀が弾き飛ばされた。
カラン…。
勝負あり。
わずか十数秒だった。
刹那は悔しそうに笑う。
「……まだ届きませんか。」
イレイダは木刀を返す。
「剣はいい。」
「だが、迷いがある。」
刹那は黙って頷いた。
ソウヤが夢幻に聞く。
「イレイダって、そんなに強いの?」
夢幻は真剣な表情になる。
「ええ。」
「名取家でも、イレイダさんと真正面から戦いたがる人はほとんどいません。」
その時だった。
惣一が静かに立ち上がる。
「なら。」
「私が相手をしよう。」
場の空気が変わる。
イレイダも初めて少しだけ表情を変えた。
「……本気か。」
「もちろん。」
惣一は一歩踏み出す。
その姿が、ふっと消えた。
「え?」
ソウヤたちが目を見開く。
次の瞬間。
惣一はイレイダの真後ろに立っていた。
「……速い。」
イレイダが振り返る。
しかし惣一はもうそこにはいない。
右。
左。
空中。
屋根の上。
まるで瞬間移動を繰り返しているようだった。
夢幻が説明する。
「神足通。」
「惣一さんの能力です。」
「距離という概念に縛られません。」
惣一は微笑む。
「イレイダ。」
「君なら、これをどう攻略する?」
イレイダは帽子のつばを押し上げる。
「簡単だ。」
「捕まえればいい。」
その瞬間、空間拘束が発動。
しかし惣一の姿は拘束範囲の外へ移動していた。
「……。」
イレイダは少しだけ笑う。
「面白ぇ。」
惣一も微笑む。
「君もね。」
二人が構えた、その時。
夢幻の携帯端末が鳴る。
表情が一変する。
「惣一さん!」
「マスタークラウンの動きです!」
惣一は端末を見る。
そこには一つの映像。
街中で能力を暴走させる能力者。
そして、その近くには――
ペインの姿が映っていた。
惣一は静かに振り返る。
「訓練は終わりだ。」
「実戦になる。」
ソウヤも立ち上がる。
「俺も行きます!」
イレイダはソウヤを見つめ、小さく頷いた。
「……行くぞ。」
能研の新たな任務が始まる。