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-–「夏夢」100いいね記念、短編ストーリー—
「作者から」
見て、読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
こんなに読んでくださるとは思っていなかったので、
めちゃくちゃ嬉しいです!
これからも皆様にドキドキ作品を届けられるよう、頑張りますので、どうか温かく見守ってください…!
では、お待ちかねの短編ストーリー、楽しんでお読みください。
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—–かき氷ハプニング!?—–
任務終わりの昼過ぎ、🌸はかき氷を食べようと、氷屋に来ていた。
🌸 「今日のご褒美は大好きなかき氷!何味にしよー…」
メニュー表にはイチゴやレモン、他にも様々な味が書かれている。
🌸 (迷うなぁ。あ!新作もある…どうしよ~。口が足りない!)
ガラッ(扉が開けられる)
🌸 「あ!時透君、やっほ~。」
無一郎 「…やっぱりここにいた。」
無一郎 「まだ帰ってきてないから、お館様が心配してたよ。」
🌸 「えっ!それは申し訳ない…これ食べたらすぐ行くから! 」
無一郎 「だめだよ。そんなにのんびりしてるh」
給仕係 「お連れ様でございますか?
でしたらお座敷のお席をご用意いたしますね~」
🌸 「あ、ありがとうございます!お願いしまーす。」
無一郎 「………」
二階へ上がり、個室へ案内された二人
🌸 「ここのシロップ美味しいんだよ~」
無一郎 「…これ僕も食べるの?」
🌸 「もちろん!折角来たんだし、食べて行ってよ!」
無一郎 「うーん。仕方がないなぁ。」
🌸 「やった!じゃあさ、この新作の味食べてみない?」
🌸がメニュー表を指差しながら言う。
そこに書かれていたメニューは、”デストロン”だった。
無一郎 「なんだか嫌な予感がするんだけど…違うのにしたほうが」
無一郎がそう言った時には、もう遅かった…
🌸は「すみませーん!」と、大きな声で給仕係を呼んでいた。
給仕係 「はいはい。デストロンがお二つですね。少々お待ちを!」
🌸 「はい!お願いしますっ。」
無一郎 「…デストロン。どんな味だろう。 」
🌸 「分からないけど、きっと美味しいと思うよ…?」
5分後
給仕係 「お待たせしましたー!デストロンですー!」
ちゃぶ台の上に置かれたのは、
上から緑と黒色のシロップがかけられ、謎の枝のようなものが刺さっている怪しい見た目のかき氷。
給仕係 「ごゆっくりどうぞ!」
無一郎 ( 変な見た目…)
🌸 「いただきますっ!」
🌸は竹のスプーンでかき氷をすくい、口のなかに運んだ
🌸 「…ん、これは!!時透君も食べてみて。」
無一郎 「うん。」
無一郎も一口すくって食べてみた
その瞬間、口のなかにばあっと甘さと酸っぱさが広がる。
緑と黒のシロップには、たくさんの果物の果汁が詰められていた。
🌸 「時透くん!これ、美味しいねっ。」
無一郎 「そうだね、美味しい。」
🌸 「やっぱり正解だったでしょ?デストロンで。」
🌸は自信満々に言う。
無一郎 「…そうかもね。だけど君、隊服汚れちゃってるよ?」
🌸 「えっ. ..?あ!本当だ!」
無一郎が食べて味わっている間にも、バクバク食べ進めていた🌸。
🌸の隊服と羽織には緑と黒のシロップがかかってしまっていた。
無一郎 ( 気づかなかったんだ…)
🌸 「どうしよ…こんな服で町 中歩けない~!」
バッ (隊服を脱ぐ)
無一郎 「…ん、これ僕の。羽織っときなよ。」
🌸 「えっ!いいの?」
🌸は無一郎の隊服を見つめながら言った。
無一郎 「いいよ。僕二重に着てるし…いらないの?」
🌸 「あぁ!欲しいです、すみません!」
無一郎 「じゃこれ羽織って。」
無一郎が何故か隊服を🌸に着せてくれる。(上の服だよ!)
🌸 (…なんか、顔近い。)
無一郎 「はい。出来たよー 」
ブカブカの隊服を着た🌸を見て、無一郎は微笑む。
🌸 「…何かおかしいとこある?」
無一郎 「いや、似合わないなって…」
🌸 「そっちの微笑みだったの!?時透君酷い!」
無一郎 「いやだって…ほんとに似合わn」
🌸 「かき氷溶けるよー?」
無一郎 「はいはい。」
かき氷を食べ終わり店を出たあと、
🌸はやっぱり自分の隊服が良いといい、速攻で屋敷に帰っていった。
無一郎 ( もっと着てほしかったなぁ。面白いし。)
鈍感無一郎はまだ、恋をしていることには気づいていないようだ。