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18禁
完全なるファンタジー
挿入なし
アホエロ
くっそ長い
俺だけが嬉しい
それでも宜しければお進み下さい
「ちょお、じ……♡もう、わかった……ぁ♡」
ああ、どうしてこんなことになったんだったか。文次郎は思案していた。
時は一刻程前にさかのぼる。
潮江文次郎はとても困っていた。何故ならば、六年こじらせた立花仙蔵への片思いをようやく成就させたにも関わらず、一度もそういった行為どころかキスすらしていないことに気づいたからだ。
「一体どうしたものか……」
そしてムラついていた。徹夜続きで疲れ果てているにも関わらずだ。十五歳の性欲というものは素晴らしい。ただ、キスすらしたことがない仙蔵に処理を頼むのはとても良くないような気がした。ならどうしようか……連徹明けの回らない頭で導き出した答えは大変にバカらしいものであった。
「よし、長次に男の抱き方を教えてもらおう。」
なんと、仙蔵にアプローチするでもなく、隣の部屋の長次に手ほどきしてもらおうと考え出したのだ。
「あいつは小平太と付き合ってるし経験もあるだろう」
一刻後にこの選択を後悔することなど知らずに、文次郎は隣の部屋を訪ねた。
「長次、いるか?」
「ん、どうした文次郎」
内側から戸が開かれる。探していた張本人が寝間着姿で出迎えてくれた。
「性交の手ほどきをしてくれないか」
疲れは人間を豹変させる。普段ならば絶対に言わないようなことを口走るようになるのだ。この文次郎のように。
「……? いいぞ」
こっちもこっちで何かおかしい。何故そうなる。普通そうはならないだろう。恋人のいる相手から浮気の提案をされて。
もうここにツッコミなんてものはないようだ。まあ確かに2人とも突っ込まれる側ではあるが。
文次郎を布団に座らせ、長次は文次郎にキスをした。
ちゅう、ぬる、じゅ、れろ。
2人の合わさった口元から卑猥な水音がする。それは今まで文次郎がした事の無い深い口吸いだった。
「ん、む、?うぐ……ふ、ぅん…!」
脳みそが溶けそうなくらいの刺激が文次郎の口内を蹂躙する。長くて深いキスは心地よかった。ただ、
「んーっ、!う、、ふぐ」
呼吸の仕方が分からない。そりゃそうだ、今まで1度だってしたことがないのだから。とんとんと長次の胸を叩けば長次はようやく文次郎を解放してくれた。
「文次郎、呼吸は、鼻でするんだ……覚えれば……ずっと口吸い出来る……♡」
そう言って長次は二度目の口付けをした。
「ん゙っ、ふ、ゔ〜っ」
すぅ、と鼻から呼吸をする。出来る。そのまま2分、3分と口吸いをし続けた。
「ん、はぁ…あ、出来るように、、なったな♡えらいぞ、文次郎♡」
いつもより小さな声で言いながら、長次は腰の砕けた文次郎を押し倒し、寝間着をはだけさせた。
「次は、ここだ…いいな♡」
胸にすりすりと触れられる。文次郎は頭の回らぬままこくりとうなづいた。もう、きもちいならなんでもいい。そう思った。
力の抜けてふわふわになった胸筋を優しく撫ぜる。ただ撫ぜる。
かり、と突起を指先が掠めた。
「んあっ!?…………は?」
己から一生出ることがないと思っていた声に、一瞬素に戻る。が、長次の方がもっと驚いていた。
「文次郎おまえ、本当に、触ったことがないのか…?」
「……?」こくりと頷く。
「才能がある……」
一体なんの才能なのか。そんなことを聞く前に、長次が文次郎の胸の飾りを摘んだ。
「あ゙っ!?ん、なっ、んだこれ…っ♡くすぐ、ったい?」
「それは気持ちいいだ、文次郎♡」
「ふぁ゙っ、ん、あぁ゙ッきもちい、?きもちいっ、!♡」
ぎゅ〜〜〜〜っ♡
「んお゙ッ♡それ、きもちいっ♡♡♡」
「口吸いもしてみるか…?♡」
「ん゙っ♡してっ…!口吸い゙、んむっ゙〜♡」
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が鳴る。二箇所から快感を与えられる。あ、もうだめだ、これは。まずい。文次郎の脳の奥で何かが弾ける音がした。
「ぷは、ん、はぁっ、は、♡ちょうじ♡♡♡」
「はーっ♡はーっ♡上手に、イけたな、文次郎♡」
長次の腹にどろどろとした液体がかかっている。いつのまにか文次郎は絶頂に達していた。さぁっ、と思考が覚める。
ちょっと待て、俺は今何をした? 仙蔵がいるにも関わらず他の男の手で、イった?
そういえば、長次は小平太と付き合っているよな?
……これ、仙蔵と小平太にバレたらマズくないか?
「あ、ちょうじ、もうわかった。ありがと、」
そう言って寝間着を正す。へにゃへにゃの足腰を頑張って立たせようとする。が、立たない。
「文次郎、まだ、教えていないことがあるだろう」
逃がさないと言わんばかりに文次郎の前に立ちはだかる長次に、文次郎は降参するしかなかった。
そして最初へ戻るわけである。
胸をあわせて、すりすりと擦る。2人分の精液で胸板はどろどろとして滑りが良い。
「ん、あ゙っ〜〜♡やめろっ゙♡それ、っえぇ♡あたまへんになる♡」
「ゔ〜っ、ふ、ぁっ♡やめない……♡きもちいいっ、だろう……♡」
「きもちくない゙っ!♡おっぱいあわせきもちくないぃ゙っ♡」
2人とももう理性なんて欠片ほどしか残っていない。文次郎だって口では嫌がっているが、さっきからずっと長次の首にしがみついている。
「んお゙っ♡イくッ、いぐ、いぐっ、あっあっあっあ゙ん〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡」
「わたしも、もう、いく……っあ♡♡♡♡♡」
力の抜けた長次が文次郎に覆い被さる。
「は、あっ……♡つかれた……♡」
「きもちよかったか……?もんじろう……♡」
「ん、ああ、きもち、よかった……♡」
「そうか、なら、よかった……♡」
2人とも、最初の目的は忘れてしまったようだ。
このあと、寝落ちした二人を仙蔵と小平太が見つけて大変なことになるのだが、まあそこはもういいだろう。
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