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家に帰ってる途中に少し寂しげな風が桜を揺らしたんね。今は四月なのに、まるで、iоの心を表してるみたいなんね。
「ただいまなんね」
家に帰ってリビングでグッスリ寝てるイタリー様を起こさないようにそっと帰りの挨拶をして、布団を持って来て、そっとイタリー様に掛けたんね。
「イタリー様、今日ね、独華に会ったんね。イタリー様の言う程怖い人じゃなかったんね。やっぱり、イタリー様がサボリをするのがいけなかったんね」
寝てて、絶対に聞こえないのを知ってて、iоはイタリー様に今日のことを話すんね。
一通り話し終えたら、夕ご飯のパスタを茹でて、イタリー様を起こして一緒に食べたんね。やっぱり、パスタは美味しいんね。でも、姉さんと一緒に食べた時の方が、美味しかったんね。
布団に入って寂しい感情がどんどん込み上げていたんね。それでも、明日、又、独華に会えると思うと、昨日ほど辛くは無かったんね。
朝起きていつもどうりに、ピッツァを焼いてイタリー様を起こして楽しく談笑しながら食べるんね。
「伊華、昨日何か良い事でも有ったんね?」
ピッツァを食べながらイタリー様はiоにそんな事を聞いたんね。
「良い事なんね?優しい同族に会ったんね」
そう言ったiоの顔はきっと幸せそうだったんね。
「iоも会ってみたいんね〜」
イタリー様がそう言うから、「会った事あるはずなんね」って言ったら、顔全部に幸せって言う感情が出たんね。
ご飯を食べ終わって、独華と約束した通り、昨日出逢った所に座って待ってたんね。