テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「もうすぐ、課題が終わるので、次の段階へ行きましょう」
「あの山に4日間籠ること。獣はたくさんいるから気をつけて。マムシに刺されないようにね」
裏にある山を指差しながら、ニッコリと落ち着いた雰囲気で話すキョウ。
それを前に隊士達は怯えている。
なんせ、これまでも無謀な稽古ばかりだったからだ。
この柱は後何を持ち合わせているのだろうか。
弱く無いだろうから奥の手を持っているはずだ。
そんなことは考えたく無いけど。
「うーん。物足りないなあ……」
「よし!私も参加しちゃおうかな」
「今からやる課題は、今までの柱稽古の全てが試される……つまりこれはそれの試験みたいなものです」
「私は、見張りながら攻撃します。常に神経を研ぎ澄ませることが大切です」
「協力分担は良しとしましょう。では、どうぞこちらへ」
そう言って山の中に皆を案内するキョウ。
相変わらず敬語でおとなしい。
「フン!これなら楽勝だぜ!」
「お前はそうだよな!?山育ちだもんな!?」
善逸がうるさい。
伊之助はどこいった?
はやいなあ。
「ごめん善逸。俺も一応山育ちなんだ」
「この!裏切り者ぉ!」
「痛い!」
ああだこうだ言っていたがなんとか4日間乗り切ることができた。
「ねえ炭治郎。この山絶対おかしいよ」
善逸が不意にそう言う。
「なんか不気味な音がする」
一瞬空気が凍りついた。
そうだ。善逸は耳がいいんだった。
でも不気味な事を、
「だいぶ前かもだけど、何かあったんじゃない?」
その言葉で空気が凍ったような気がした。
それが聞こえていたらしいキョウは、怒りと哀しみが混ざったような表情をしていた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!