「あ、先輩」
「ん?何?」
「もうそろ私帰りますね。晩御飯の準備しなきゃだし…」
さっき窓の外をちらっと見ると暗くなってきていた。
「でも俺まだ帰れないんだけど…」
「え、一緒に住んでるの!?」
「まじで?」
「あ、えと….理由があって….」
「岩瀬先輩後で教えてくださいよ~ ?」
「じゃ、帰りますね。また明日。」
そう言い私は美術室を背にした。
「水咲さん!!」
誰かに呼ばれ、声の方を振り返るとそこに立っていたのは佐原先輩だった。
「暗いから一緒に帰るよ。」
「え?大丈夫ですよ?」
「いいからいいから。絵の話もしたいし」
「分かりました…」
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