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ピカ tigulove
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#2 【路地裏の先】
ちょっと?!1日経たずでなんで行くの?!しかも両方!
まぁ書くけどさぁ、寝たかった、、、
俺は光に飛び込むように走り、走った
勢いよく路地裏を抜け、辺りを見渡した
そこはどこか、幻想的な場所だった
水の張った地面
そこから伸びる神社と鳥居
引き寄せられるように水の中に足を入れ、鳥居へ向かう
鳥居に近付く度に分かる、
段々深くなっているのだ
水が膝上あたりまで来た
そんなとき、誰かの声が聞こえた
まぁ、そんな事は関係ない
どの道、俺を見てくれる人は居ないのだから
そう思いながら、足を鳥居のもとへ運ぶ
だが、俺は水が腰元あたりに来たところで足を止めた
鳥居の所は全身が埋まる
それに、運動音痴の俺なら上がることも不可能かもしれない
「俺、何してんだろ、、、」
そこで意識が戻る
気付けば先程の鳥居や神社、水は無くなり、俺は自宅の前に居た
記憶の中にはある、しかも、制服だって濡れている
水があったのは確かなようだ
明日、もう一度あそこへ向かってみよう
そうして濡れた制服を、カバンに入れておいたタオルで拭き、玄関を開ける
もちろんリビングには行かず、部屋へ直行した
「今日はリスカ、やめておこ、」
いつもならする、だが、今日はする気が起きなかった
俺は不思議に思い、カッターを握るも、リスカをする気にだけは、大抵なれなかった
いつもの俺ならば、こんな事は思わない
今日、いつもと違ったこと、
……あれしかない、
路地裏での出来事
全く、ツイてるのやらツイてないのやら、
ただ、俺はあの事(路地裏)が気になってしまい、気付けばラフな格好に着替え、玄関で靴を履いていた
LAN「あれ、なっちゃんどこか行くの?」
いるま「は?こさめが体調崩してんのに?」
朝は元気だったじゃん、
なつ「……」
なつ「こさめの体調不良は、今の俺に関係あること?」
なつ「無いだろ」
なつ「俺は俺、こさめはこさめ」
なつ「こさめが体調崩しても俺は崩してないんだから、別に良くない?」
なつ「それじゃ」
いつもいつも、「こさめこさめ」って、うるさいんだよ、俺の気なんか知らないくせに、
あぁ、なんであんな事言ったんだろ
家帰ったら説教コース確定だな、
そんな事を考えながらも、足は自然とあの路地裏に向かっていた
路地裏につき、俺は駆け抜けた
路地裏の先には、同じような光があり、そこを目掛けて走り出す
光はどんどん近くなり、ついには路地裏を抜けた
そこには、先程見たあの景色はもうなかった
だが、この場に居ると何も考えなくていい気がした
この場所にあの鳥居が、神社が、水が無くても、ここにそれらがあったことは変わらない
だからこそ、安心できた
一体、この場所は、なんなのだろうか
メンタルも安定する
空気が澄んでいて、息がしやすい
「家も、こんな場所だったらなぁ、、、」
ここは、俺の
今までの居場所、人通りが無く、蝶は軽やかに舞う、花畑
そこも、息がしやすかった
今日は、なんとなく、本当になんとなくだが、家に帰りたくない
多分、説教されることが分かってるからだろ、
そうして俺は、静かにこの場を離れた
終わり!
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