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暑い。
今日は猛暑だ。あまりにも暑すぎる
蝉がうるさい
「アイスでも買いに行くか…」
本当なら親に買ってきてもらうのだが親は仕事でいない
自分が悪いことには気づいている。でもどうしても学校に足を運ぶ気が起きない
制服を着て外に出て学校に向かう。ただそれだけの事がどうしても出来ない。
俺は私服を着て、学校ではなくコンビニに向かった
学校に向かっている俺と同じくらいの年齢の高校生が目の前を通ると心臓が破裂しそうになる「やべ!」と言う声と共にズタっという音がする
目の前の高校生が転んだのだった
なぜかそれを見てスッキリする俺を殺したくて仕方なかった。
ただ、転んだだけじゃなかった
その高校生が転んだとこにトラックが通りそうだった
目の前で人が死ぬのか?
嫌だ。でも自分が死ぬのも嫌だ
そんなことを思ってる間にどんどんトラックはは目の前の高校生に迫っていく
「危ない!!!」
体から血が出てる事が分かる
あぁ…死ぬんだ。せめて親に謝って置くんだった
–プツリと意識が途切れる–
「こんにちは〜神でーす。聞こえてるー?災難だったね〜」
何だこの場所。俺は死んだのか?
「おーい聞こえてるー?返事くらいしてくれよつれないな〜」
目の前にいる人のシルエットのようなものがさっきからウザイ。なんなんだこいつさっき神とか言ってたな。薬でもやってんのか?
「薬なんてやってないよ!酷いなあ。考えるばかりじゃなくて返事くらいしてもらいたいもんだね」
「なんだお前。俺の考えてることが読めんのか?」
「だから言ったじゃないか。神だって、人間の考えくらいなら朝飯前、いや夜食より前かもしれないね〜」
「なんだ夜食前って、てかそれより俺は死んだのか?」
「うん、死んだよ。まぁでも一応死に方が善だったからね転生くらいさせてあげるよ。あ、ちなみによくある神の手違いとかそんなんじゃないからね」
「なるほど…じゃあもしかしてチート能力とか…!?」
「チート能力〜?君面白いこと言うね〜wwwww確かに死に方は良い行いをして死んだけど君の生前の行いはただの引きこもりwチートなんてものもっと良い行いをしなくちゃゲットできないよw」
「は?」
「文字通りだよ、文・字・通・り。まぁでもちょっとした能力くらいはあげたからあとは転生先で頑張ってね〜wじゃあね〜鳳海斗くん♡」
「おいちょっとま」
–プツリと意識がまた途切れた–
「おい、おーいそこの変な格好のやつ大丈夫か?」
顔を上げるとそこに居たのはも文字通りのイケメンだった