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トントントントン
切った物を鍋にぶち込んでゆくぅー
そしてタイマーっと。。
「美姫さ〜ん、あと何分でできますか〜?」
コタツに入った啓悟くんが言う。
この光景…
愛おしいなぁ…
啓悟くんが家にいる…
嬉しい。
『ふふ、20分かな』
「20分ッですか!!!」
そう言って机に顎を乗せて
「待てます俺…」
と拗ねた言い方をする啓悟くん。
かあいいね?
啓悟くんの隣に入り、頭を撫でる。
よしよし…可愛いでちゅね…とか思ったり。
してると、
ついていたテレビが
ダダン!
テレビ「本日はNo.2ヒーロー、ホークスさんにあの話題の件をインタビューをしてみましょう!」
「あ、俺が出てます〜」
『ほんとだ』
アナウンサー「ホークスさん、先日から熱愛報道やお忍び旅行などと話題になっておられますが」
ホークス「ですね〜、俺としては全然オープンなんで隠しては無いです」
アナウンサー「そうなのですね!?お相手の方は一般女性と聞いておりますが出会いはどのような?」
ホークス「俺の一目惚れです」
キャーー!
ぇぇぇぇぇぇ
茶の間が揺れる。
アナウンサー「そっそれはホークスさんからアプローチされたってことでしょうか!?」
ホークス「ですねー!頑張りましたっ!へへ」
アナウンサー「幸せそうで何よりですっ!
今後、彼女との関係はどうありたいとか、あります?
ヒーローと一般女性というのもありますし…」
ホークス「…彼女は俺を、1人の男性として見てくれてます。
ヒーローホークスではなく、いち男性として接してくれます。
今後は俺も彼女をこの世界で1番幸せにできるようにしたいですね〜
だからこそヴィランと戦いながらですが、いい世の中にしていきたいと考えています」
アナウンサー「素晴らしいお考えですね!
この先、お二人の関係の進展が楽しみです!以上No.2ヒーローホークスさんにインタビューのコーナーでした!」
テレビが他のコーナーに切り替わる。
私は……
「あれ、美姫さん?泣いてます?」
ポロポロ…
『涙止まんな…』
涙がどんどん溢れてくる。
なんでだろ。
「よしよし…」
啓悟くんが頭を撫でてくれる。
うぅッ…
『寂しかったよ…啓悟くん』
そう言って啓悟くんに抱きつく。
「ふふ僕もですよ…」
『嬉しい…』
テレビで言っていたことも、
こうして約1ヶ月ぶりに会えたことも。
こうして抱きしめ合えることも。
啓悟くんは背中をトントントン…とゆっくり叩き私が泣き止むのを待ってくれた。
と
プルルルルルル
私の携帯に電話だ…
誰からだろ…
見ると