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そういえば言い忘れてましたが、アメ日前提の日本愛されストーリーです。
それでも大丈夫な方お進みください
なんだか今日は嫌な予感がする一日だ。朝起きたらベッドから転げ落ちるし、朝食もこぼし、今日の星座占いは最下位。しかも雨。もうすでに運が悪いが、これからもっと最悪なことが起こる気がする。日本は思いたくはないがそう思っていた。
「今日は散々だなー」
そんな独り言を言い、トイレ終わりの廊下を歩いていると、
「日本先輩」
「わ、フィンランド君じゃん」
フィンランドという後輩がまるでここに来ることを知っていたかのように待ち構えていた。
フィンランドは日本と同じ部活の一年生で後輩。ここは、一年生の教室がある階じゃないため、ここにフィンランドがいることは不可解だ。
「先輩。あの、俺聞きたいことがあるんですが」
「え?聞きたいこと?」
ものすごく嫌な予感がする。自分の考えてる予感が的中しなければいいが…
「日本先輩って彼氏がいるんですか?」
もちろん的中することになった。
なぜフィンランドは自分は男なのに彼氏がいるのかと聞いたのか、それはまだわからないが、多分これなら分かるだろうなーってものはある。そう、日本の女装アカウントを知っているということだ。学校の人々や家族にも彼氏がいるなんて一言も言っていないが、女装アカウントには彼氏がいると載せている。
「えーと、なんでそう思ったの?」
この質問ですべてがわかる気がしていた。今年二度目の女装バレなんて絶対したくない。そう心の中で必死に神に願っていた。
「インターネットで流れてきたんです。それで日本先輩に彼氏がいるって本当ですか?」
自分に彼氏がいるかがそんな に重要なのか?すごい勢いで聞いてくる。こっちの問いかけはおまけになっているに等しい。
「落ち着こう落ち着こう!それを聞いて君になんの意味が…」
「あるんです!」
そうフィンランドが強く口走ると、勢いにのまれて言ってしまったとでもいうかのように、口を両手で塞ぐ。なんだか申し訳ないことをしてしまった気分になる。そんな取り返しがつかないことをしてしまったみたいな顔をしないでくれ!
「…なんでだか、知りたいですか?先輩 」
「…え”」
フィンランドが自分の片手を掴み、廊下を走る。当たり前に自分も引きずられていく。今日はなんて災難だ。女装バレするし、今もこんな状況。星座占いなんて信じたくないが、これだと信じてしまっても仕方がない。
そんなことを思い、意気消沈していたら、いつの間にか空き教室に連れられていた。え?今から殴られる?男同士で空き教室ですることなんてそれしか…
「先輩は、多分気づいてると思うんです。でも、」
「うん??な、何を?」
何を自分が気づいているというのか。フィンランドは少し顔を赤らめて、自分の問いかけに答えてくれないままの時間が続いている。その間に聞こえるのは、地面に落ちていく雨音と…足音?誰かが近づいてきている。
「フィンランドくん一回ちょっと」
「先輩」
そう呼ぶと自分の体を壁に押さえつけてきた。フィンランドは近づいてくる足音に気づいていないようだ。
なんだ?この体制は。これから何をされる体制だというのだろう。どうでもいいことだが、この体制だとフィンランドが自分より背が高いということを思い知らされる。後輩なのに…
「あのね!?フィンランドくんこの体制だと少し誤解が」
「俺、実は!」
やめてくれなんとなく分かってきてはいたが今言うことじゃない。だってもう足音がすぐそこまで来ているのだから。というかフィンランドが自分の話を聞く気がない。
「日本先輩が好きなんです!」
「おーいにほー…ん?」
終わったとでも言えばいいか。幸いだとでも言えばいいか。先程まで近づいて来ていたのはアメリカだったらしい。現にフィンランドの衝撃的な告白と被せて教室に入ってきたばかりだ。
「なっ!す、すみません日本先輩!」
「あーいや大丈夫」
フィンランドは謝ると、そっと自分から手を離し、自由にしてくれた。まさか男に告られる日が来たとは。今年になって変なことがたくさん起きすぎている気がする。もしかしてここ最近ずっと星座占い最下位だった?
一方のアメリカはもう放心状態だ。これは浮気に入るのか?でも実際には付き合ってないわけだし、そもそも無理やりだし。
「アメリカくんなんでここに来たの?」
「…え?あ、!えっと…」
アメリカが言うにはたまたま廊下を歩いていたら、フィンランドに引っ張られている自分を見つけたらしい。それでどうしたのかとついてきてしまったと…タイミングが悪いにもほどがあると思う。
「んで、これはどういうことなんだ?フィンランド?」
アメリカが笑顔ながらにも今にも怒鳴りだしそうな口調で淡々とフィンランドに問いかける。フィンランドは申し訳ないという表情を見せながらも、強めの口調で返す。
「思いはちゃんと伝えるべきだと思いませんか?」
「彼氏持ちに壁ドンは違うんじゃねーかなー?」
「いや偽の彼氏でしょ」
反論に反論を重ねる。フィンランドのことは悪いやつだとは思っていない。むしろ他のやつよりは好ましいと思っている。恋愛的な意味ではないが。
妹がいるせいで自分より年下な人を自分の弟や妹のように愛でてしまう癖が出た。そのせいで勘違いさせてしまったなら申し訳ない。
「フィンランドくんはとても言いたくないけど、その、俺の裏垢しってんの?」
「えっと…見つけたときに言おうか迷ったんですが、隠していそうだったので…」
その対応は正しかったと思う。だってあのときに垢バレしたら流石に立ち直れなかった。しかも後輩に。今だから調和できる。アメリカにバレた今なら
「というか先輩、偽の彼氏ってなんですか?」
「ゲッ」
アメリカが痛いところをつかれたかのように声を上げた。自分的にはここまで来たなら言ってもいいと思ってる。まぁ、フィンランドだし?可愛いし?嘘つくのも申し訳ない。こんな一生懸命なのに。
「えっとねこうなってああなってアメリカくんが顔真っ赤にしてさ」
「そこは言わなくてもいいだろ!」
ほしかったツッコミを貰ったところで、フィンランドは希望を持てたような表情に変わっていく。表情変化が可愛らしい。
「てことは俺も日本先輩の彼氏になれますか!?」
「うーんそれはちょっと…」
「だめだねダメダメ!」
アメリカが目を鋭くさせフィンランドを睨んだ。フィンランドはムスッとした顔でアメリカを見返した。
「お前が万が一付き合えたとしても、俺らが偽カップルしてたのがバレる確率上がるだろ?」
「ならここで彼氏交代しましょう。俺が偽じゃなくて、本当の彼氏になるので!」
「それこそだめだ!」
フィンランドが急のアメリカの怒声に驚き、後退りをする。自分はたしかにフィンランドの発言も一理あると思った。いや、付き合いはしない。もし好き同士だったとしての話で一理あるといっただけで、本当に交代はしない。…多分。必死でお願いされればもしかするとしてしまうかもしれないが、そのときはアメリカが止めてくれるだろう。
「なんでだめなの?」
「なんでって…その…もういいだろ!?」
アメリカが顔を真っ赤にして声を荒げる。すると自分の手を掴んでまたもや走り出していく。今日で2回目だ。ちょっと運が悪すぎる。星座占い12位ってこういう気分だったのか。
「ちょっと!逃げないでくださいよ!」
フィンランドが空き教室のから急いで出てくるのが見えた。アメリカはお構いなしに自分の手を握りながら走っていく。その姿も、少し可愛らしいと思ってしまう。
「はは、」
笑える状況ではないが自然と笑ってしまった。アメリカもそれにつられニッコリと笑う。これから大変になりそうだが、全ては未来の自分に預けることにした。
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れま/palletNova公式
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コメント
3件
初コメ、フォロー失礼いたします!
愛してます(?)
わ~第4話読んだよ!もうね、フィンランドくんの壁ドン告白シーンで変な声出たわ(笑)あのタイミングでアメリカ登場ってどんだけ運悪いんだよ日本!でも「未来の自分に預ける」って締めくくりがめっちゃツボ。ツンデレアメリカとストレートフィンランドの2人に挟まれる日本の今後が気になって仕方ない。女装裏垢バレからの三角関係、マジで続き待ってる🔥