短編作品

朝、起きて

食べて

学校に行って

寝て

怒られて

食べて

帰って

寝て

勉強して

朝、起きる

そんな毎日

親にはがっかりされて

姉には馬鹿にされ

弟には飽きられ

友達にはからかわれる

こんな毎日

適当に生きるって楽

誰にも干渉されない

誰にも迷惑をかけない

俺は1人で生きていた

趣味を仕事にして

カップ麺をエネルギーにし

自分の机に向かって叫ぶ

隣の人に壁を叩かれ

カーテンは開けない

寝ずに仕事を全うしている

こんな毎日

これが俺の生き方

これが

俺の生き方？

毎日適当に生きる

本当に？

現実に溺れて

まともに絵もかけない

悲しい生き方

いつの間にか机に向かって叫ぶ言葉も

まともな人の言葉ではない

趣味で全うしていた絵も

何を思って書いたのかわからない

俺は適当に生きる最高の人生を

おくっていた…？

学生のころも

誰からも干渉されない…ではなく

期待されてない

分かっていた

自分で言葉を変化させ

都合よく聞いてただけだった

今だって仕事も上手くいかない

金もない

適当に生きるのは辛い

気づいた頃にはもう遅いんだ