入学式が終わりもう夕暮れとなっていた。
クラスは今日はまだ発表されないらしく明日を楽しみに、とのことだった。
オレンジ色に染まった空を見上げながら家へと帰る。
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「ただいま」
誰もいない静かな部屋。
その静けさは暗闇へ染まっていくようだった。
ふとカレンダーをみると集まりと書かれていた。
集まり…ならいそがんとな…
そうしてあたしは制服から特服へと身を包む。
パーカーのような特服は特注品であり雫のお気に入りであった。
膝まである長いヒールを履いて、彼女は夜の道をバイクで走り出した。
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誰かからコメント来てんのに見えん…