数十分もしないうちに溜まり場に着いた。
暗くて静かな廃墟。
誰にも見つからない秘密基地のようなところだった。
………………………………
部屋に行くとすぐに声をかけられた。
「!遅かったじゃんクナ」
「ごめん…」
そう声をかけてくれるのはひかりんこと夜桜 光莉(よざくら ひかり)
「本当よ…どれだけ待ったと…」
ひかりんのあとに続いて声をかけてくるのはつむつむこと神楽 錘魏(かぐら つむぎ)
「他の二人は?」
「ん〜?2人なら幹部室にいるよ」
「分かった」
そうして奥のドアを開けると。
「お疲れ様。雫さん」
「うん、かなちゃんもお疲れ様。」
この子はかなちゃんこと符咲 奏(ふざき かなで)
そうして奥でカタカタとパソコンをいじっている子が、
「はぁ、ゆずゆず一回休憩したら?」
そう呼ばれても手を止めない子の名前は、ゆずゆずこと朝蛇 禅(あさだ ゆず)
「ねぇゆずゆず、」
そうして肩に手を置くと、ようやく気づいたらしく、
「あ、雫ちゃんお疲れ様」
「うん、ゆずゆずもお疲れ様」
「んじゃみんな揃ったね?」
「それじゃあ会議を始めようか。」
そうあたしはリコリスの総長。
小学校から仲のいい仲間たちと日々を過ごしていた。
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