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―翌日―
大森: 行ってきますっ
学校へ行こうと家を出ようとした時__
元貴: っ 、待って …!
声に呼び止められて後ろを向く 。
そこには元貴が居て 元貴の軽くふわっとセットしてある髪は
いつもと同じなのに 、
長くなってきて目元にかかった姿を見ると
…..変にドキッとしてしまった ….。
大森: なに?
元貴: ぼくも ….! 一緒に行く …っ
大森: ….へ?
最近、登校は別々で元貴は若井くんって人と一緒に
行ってたのに ….急にどうしたんだろ?
大森: そう ….?
軽く返事をして隣同士で道路を歩く 。
そういや ….いつもより距離が近い気が ……。
ちらっと隣を見ると 、 か …肩が触れそう ….っ
__いつもなら全く気にしないのに 。
今日はさっきの元貴を見てかっこいいと思ってしまったから
めちゃくちゃ意識してしまう …..!
心臓がドキドキして耳に熱が帯びはじめた 。
__途端 、聞き覚えのない声が聞こえてきて
元貴が後ろを振り返る 。
若井: あれ ….ななんか一緒に登校してる?!
元貴: ………はぁ っ…..なんで若井がいんの?
若井: なっ 、なんでって酷いなぁ ….笑
若井: 今日一緒に行きたい人がいるって言われたから一人で来たんだよ!笑
若井: な〜んか怪しいと思ったらお姉さんと登校ですかぁ …笑
口角を上げてニヤッと嫌な笑みを浮かべる 。
するとそれを聞いた元貴はぶわぁっと顔が赤くなってしまった 。
元貴: っちょ 、それ言わない約束だったよねっ?!
若井: いだっ …叩かないでよ〜笑
大森: ….ぇぁ …. えっと …..?
元貴: あぁ …ごめんごめん 、こいつ若井
若井: ちょっと? なに友達に向かって「こいつ」って!笑
ずっとにこにこ笑って …..若井くんはすごく楽しそうな人だ 。
この子が元貴が前言ってた ………..若井くんか ….。
コメント
1件
若井さんに言わない約束だったよね!?って問い詰めながらも、恥ずかしさが隠しきれてないのが可愛い😍🩷