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♡10行かなかったけど続き出すよ!
ある日の放課後私は、先生に内緒で友達と学校に残っていた。
理由は簡単。
コックリさんをやるためだ。
文字が書いた紙と、10円玉はもう用意してあった。後は、開始するだけ。
私は、10円玉を鳥居の上に置いた。
それからみんなで、指を10円玉の上に置いた。
開始だ。
「コックリさんコックリさん、おいででしたらはいに移動してください。」
嫌な予感がする。
案の定、はいの方へ移動してしまった。
友達が
「続けるね」
という。
私は、仕方なく友達の言うことに従った。
「コックリさんは何ができるの?」
その質問に対してコックリさんは
「ひ、と、か、し、ぬ、の、を、て、つ、た、う、こ、と」
恐怖のあまり、みんなが手を離してしまった。
馬鹿馬鹿しい帰ると言って、支度をし始めてしまった。
私たちはコックリさんの本当の終わり方を知らなかったのだ。
翌日、コックリさんをやった友達が次々に失踪してしまった。
私が、あの日いた最後の1人だ。
次は私が狙われる。そう言う予感がした。
放課後の帰り道、背後にずっと気配を感じていた。
何だろう?と振り返っても誰もいない。
だが、前を向いたら、さっきまでいなかった狐がいた。
まさか!と思ったがコックリさんなわけない。
そしたら、急に狐が喋り出した。
「あなたも、コックリさんやったでしょ?コックリさんの本当の終わり方知らないくせに」
「儀式はまだ終わっていない」
「私は、コックリさん本人さ」
「あなたのお仲間全員、私が食べた」
「私は死ぬのを手助けするために現世に来ているだけだから」
「あなたが最後の人」
「さよなら。それと、ごちそうさま」
私の意識はその言葉を最後に途絶えた。
降霊術など容易にやるようなことではない。
手が出せないような、危険な霊を呼び出してしまう可能性があるのだから。
おしまい