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「もちろん、幸せだよ。陸斗はこんな完璧な人なのに、何の取り柄もないオバさんの私を愛して 奥さんにしてくれて。しかも、父の後継者にまでなってくれるんだもん。感謝してるんだ」
そう言って、瀬里香は無邪気な顔をして笑った。
陸斗は瀬里香の言葉にドヤ顔をしている。
「そうですか…良かった。僕は瀬里香さんのような人が兄貴の奥さんで、本当に良かったと思ってます」
徹は澄みきった瞳で瀬里香を見つめて言った。
素敵な女ひとだな…と 徹は瀬里香のことを思った。
「やだ、なんか照れる! でも、ありがとう。 嬉しい」
「さてと、そろそろ行くか」
と、陸斗が椅子から立った。
「この後、どこへ行くの?」
「リゾートホテルを予約してる。今夜はそこに泊まろう」
それも初耳だな。
私はてっきり陸斗のお家に居させて貰えるんだと思ってたから。
知らない間に、ホテルを予約してたんだ…。
「じゃあ、食器だけでも洗い場に運ぶよ。それから、お義父さんに声かけてから行こうよ」
「いや いいよ、そんなことしなくても。このまま行こう。…徹、ありがとうな。食い散らかしたままで悪いけど。チェックインの時間もあるから」
「ああ いいよ、行って。親父には俺から言っとくから」
「ちょっと、お手洗い借りるね」
私は急いで立ち、トイレに向かった。
「兄ちゃん」
徹に呼ばれ、陸斗が振り返った。
「瀬里香さんを泣かせるようなことをしたら駄目だよ。
…もし そんなことをしたら‥許さないよ」
陸斗はきょとんとして、徹の顔を見ていた。
#狂愛
柏木さくら
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臣桜
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コメント
1件
第40話、読み終えました🖤 瀬里香さんの「無邪気な顔」が逆に怖くて…完璧な妻を演じてる感じがゾッとしました。徹くんの「泣かせたら許さないよ」ってセリフ、すごく重くて、この家族の裏側、まだ見えてないものがありそうで続きが気になる…!