テラーノベル
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瑠加君が私の家を訪れた夜から数日経って、『先生、大好き』の撮影の日になった。
約束の時間にスタジオに行くと、プロデューサーさんやスタッフさんたちが神妙な面持ちで私のところにやってきた。
「実は、『先生』の妹役の子が映画の撮影で足を骨折しちゃって」
「え!?」
「このドラマを降板することになりました」
今日は先生の妹とのシーンも撮影する予定なのに。
「今日の撮影は中止ですか?」
「いえ。何とか代役が見つかったんです。数日前に打診してまさか呼べるなんて思わなかったから、僕らもびっくりしているんです」
プロデューサーさんが安堵の溜息を吐いた。
「代役の方はどこに──」
「お久しぶりですぅ」
甘ったるい声が聞こえて、血の気が引いた。この声は──。
「代役の御崎天音ですぅ」
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