あのあと、大和さんお手製の生姜湯を飲み、身体をポカポカに温めたあと、背中を押され部屋に返されてしまった。
「あっためてほしい発言を見事に流されちゃった……」
女が言うにしてはちょっと肉食すぎたかな?ベッドに転がり毛布にくるまると、途端に羞恥心が湧き上がる。
大和さんと手を繋いだりぎゅっとしたり、キスしたり……そうしてるだけでも充分幸せなの。
あれだけ初めてを迎えるのに泣いたり悩んだりした。痛かったし恥ずかしかったし、ほんとなら私自身が、もう少し時間を置きたいとか考えてもおかしくないはずなのに。
「深く知ったら、もっともっと欲張りになっちゃう」
一度与えられてしまった蕩けるような熱や愛情は、簡単には忘れられない。
もっと触れてほしい、大和さんにも欲張りになってほしい。
次から次に湧き上がる欲に溜息が出る。私は本当に欲張りだ。
「こんなこと考えてたら……眠れなくなっちゃった」**************************
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