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コメント
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第28話、一気に読んじゃいました…!セツナさん、ようやく目覚めたと思ったら「排除」の命令で操られたままの状態、めっちゃ胸が痛いです( ;ᯅ; ) イレイダが「斬れねぇ」って言ったところ、もうグッときましたね。本人の意思じゃないって分かってても戦えるわけないよなあ…。燕ちゃんの「助けて…!」も切なくて、この支配が解ける瞬間をすごく楽しみにしてます!次回も絶対読みますね🔥
#鬱展開
Mist-404
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mogyumogyuGemi
646
Az地下研究施設・最深部
施設全体が激しく揺れる。
赤い警報灯が不気味に点滅していた。
《最終防衛システム起動》
《重要被験者を保護せよ》
結衣はカプセルに駆け寄る。
「このままじゃ、この人を助けられない!」
タジは急いで端末へ接続する。
「電子ロックを解除する!」
「あと30秒!」
その頃――
B区画
ソウヤは崩れゆく通路を駆け抜ける。
「イレイダ!」
返事はない。
そこへアリスが空間を歪ませながら現れる。
「ソウヤ!」
「無事だった!」
ソウヤは安堵する。
「アリス!」
アリスは真剣な表情になる。
「この施設、空間そのものが変えられてる。」
「普通に進んでも合流できない。」
ソウヤは頷く。
「じゃあ……。」
「私が道を繋ぐ!」
アリスは両手を前へかざした。
『時空操作 -Space-time Operator-』
歪んでいた空間が一本の道へと繋がっていく。
A区画
イレイダと雛儀。
二人の前には重装備の警備兵が十数人。
イレイダは刀を抜く。
「どけ。」
誰も動かない。
「なら――。」
次の瞬間。
カイザーインパルス。
白い斬撃が一直線に走る。
兵士たちの武器だけが真っ二つになった。
雛儀は思わず笑う。
「相変わらず加減がおかしいね。」
イレイダは鼻で笑う。
「施設まで壊す訳にはいかねぇからな。」
最深部
タジが叫ぶ。
「解除完了!」
カプセルがゆっくり開く。
中には眠る一人の女性。
北条セツナ。
結衣が抱き起こす。
「大丈夫ですか!」
ゆっくりと目が開く。
しかし、その瞳には感情がなかった。
その瞬間。
間宮トオルの声が響く。
「起動。」
セツナの瞳が赤く染まる。
結衣たちは息を呑む。
「え……?」
「命令。」
「侵入者を排除。」
その一言と同時に、圧倒的な能力が解放された。
空気が凍り付く。
小雨が震える。
「精神が……。」
「操られてる。」
能研本部
同じ頃。
燕が突然立ち上がる。
「セツナお姉ちゃん!」
胸を押さえ苦しみ始める。
夢幻が支える。
「燕!」
燕は涙を流しながら叫ぶ。
「助けて……!」
最深部
セツナはゆっくり手を上げる。
「……。」
能力――
『支配』
その瞬間。
周囲の兵士たちが一斉に立ち上がる。
倒れていた警備兵までもが、操られたように結衣たちへ向き直った。
タジが青ざめる。
「全員操られた!?」
そこへソウヤ、アリス、イレイダ、雛儀が合流する。
ソウヤは状況を見て驚く。
「何だこれは!」
イレイダはセツナを見据える。
「……能力で支配されてる。」
「本人の意思じゃねぇ。」
セツナは虚ろな瞳で呟く。
「排除。」
「排除。」
「排除。」
兵士たちが一斉に襲い掛かる。
ソウヤたちは迎え撃つ。
しかしイレイダだけは刀を下ろしたままだった。
雛儀が叫ぶ。
「イレイダ!」
イレイダは静かに答える。
「……あいつは被害者だ。」
「斬れねぇ。」
その時。
施設全体が再び大きく揺れる。
間宮トオルがモニター越しに微笑む。
「見せてもらおう。」
「君たちが、私の最高傑作を救えるのか。」
セツナはゆっくりとソウヤたちへ歩み寄る。
その瞳には、まだ自分の意志は残されていなかった――。
第28話 完