テラーノベル
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(ここは,どこだろう…)
僕は,見たことの無い白い空間にポツンとたっていた
「……何も無いところだな」
「何だろう…椅子と机が置いてある」
(不自然だな)
すると,椅子の上に淡い光の塊が現れた
「ようこそ,世界の狭間へ」
「!?…世界の狭間?」
「そうだ,お主は〇んでここに来たんだ」
「…は?」
理解が追いつかない。どうして僕は〇んだのか,どうして世界の狭間とやらにいるのか…分からない
「そうだな,その疑問は最もだ」
「!?(思っている事も筒抜けなのか?)」
「その通りだ,若僧よ」
「……貴方は誰ですか?」
「私は,この世界を投じる神だ」
「神様……ですか」
「そうだ,話を進めるが良いか?」
「……はい」
「まず,お主は私のミスによって〇んでしまったのだ」
「……はい?」
信じられない言葉が聞こえたような気がした。神様のミスで〇んだ?
「だから,私のミスで〇んd」
「いや,2回も言わなくて大丈夫です」
「そうか」
「何のミスで〇んだんですか?」
「…………」
「…なんで何も言わないんですか」
「…いや,つい遊んでいたら…ね?」
「…………」
つまりこういう事だ。遊んでいたら,髭が引っかかり脆かった木が倒れてきてその下敷きになったらしい……ふざけんな,クソジジィ
「おい,クソジジィはやめろ」
「……はぁ。で,僕はどうしてここにいるんですか?」
「私のミスが引き起こしてしまったからお主には,転生か消滅を選択してもらうために呼んだんだ」
「転生か消滅……」
どうしよう,前世では特に思い出も作れなかったし転生してもどうせあれだしな…
「……お主の行先は決まっておる」
「…聞いた意味とは?」
「まぁ,どう思ってるか聞いてみたんだ」
「…はぁ」
「お主の転生先はお主がいたような場所じゃないから安心して良い」
「……そうだといいんですけどね」
「お主のありのままで生きなさい」
「………」
「これは,神としての命令的なものだ」
「……わかりました」
「おっと,そろそろ時間だ。楽しんでこい」
「ありがとうございます…」
淡い光に包まれて僕の意識は途切れて行った
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