この作品はいかがでしたか?
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🖤サイド
🖤「ねぇ亮平、あっち行こ!」
翌日、俺たちはショッピングモールに向かった。
💚「あ…蓮様待ってください!」
ゲームセンター行ったり、ご飯食べたり…。
てか俺、自分のやりたいことしかやってない…。
これで亮平楽しいんだろうか。
🖤「亮平は行きたいとこ無いの?」
💚「僕は全然…。」
🖤「じゃあ、今日のお願い!」
🖤「亮平の好きなもの、やりたいこと全部教えて?」
💚「…うっ。」
こうでもしないと亮平絶対遠慮するもん。
🖤「で、どこ行きたい?」
💚「あ、えっと…本屋さん…。」
うわ、俺とは無縁な場所だ。
…………………………………
あれからどのくらいの時間が経っただろう。
いや、俺がこういうところが苦手すぎて長く感じてるだけかもしれない。
亮平はずーっと目を輝かせながら難しそうな本を見ている。
隣を覗いてみると天文学やら数学がどうとか、俺には到底理解のできない 内容ばかりだった。
💚「蓮様、お待たせしました。」
🖤「楽しかった?」
💚「はい。」
🖤「他に行きたいとことかない?」
💚「特には…。」
💚「…っ!蓮様危ないっ!」
その時は全く気づいていなかった。
ずっと人につけられていたなんて。
💚サイド
🖤「ねぇ亮平、あっち行こ!」
💚「あ…蓮様待ってください!」
結局、体調は回復しなかった。
でも、蓮様との予定を断るわけにも行かなくって…。
こうして、蓮様についていってる間も頭が痛くなっている。
🖤「亮平は行きたいとこ無いの?」
💚「僕は全然…。」
🖤「じゃあ、今日のお願い!」
🖤「亮平の好きなもの、やりたいこと全部教えて?」
💚「…うっ。」
なんとまたズル賢いところでお願いを使ってくる。
🖤「で、どこ行きたい?」
💚「あ、えっと…本屋さん…。」
出かけるのも久しぶりで思いつくのはそこしかなかった。
…………………………………
久しぶりの本屋はやっぱり面白くてすっかり本の世界に夢中になっていた。
💚「蓮様、お待たせしました。」
🖤「楽しかった?」
💚「はい。」
流石に待たせすぎたかもしれない…。
🖤「他に行きたいとことかない?」
💚「特には…。」
💚「…っ!蓮様危ないっ!」
完全に油断してた。
蓮様の後ろにナイフを持った人が立っていた。
コメント
2件
体調不良なのに買い物に行ったりしっかり目黒を守るのできる幹事すぎるだろ!続き楽しみです!