今更私が、この透き通った世界の住民として認められるだなんて、思ってない。自虐タイプ、暗い話が得意、人に嫌われる技を持っている。私に定着した、失敗する秘訣三選。
直したいとは思っている。けれど、このキャラで今更定着した私に、これ以外の生き方なんてできるはずがない。
体型はクソほど悪く、身長も低く、けれど声はデカくて性格は横暴で皮肉で、虐められやすい。
「そんなはずない」、とは言われても、その言葉が全て嘘にしか聞こえなくなるほど、自分でも自覚はできているのだ。
人のため人のためと、頑張ろうとするのにいつもどこかズレていて、皆離れていく。
最初は親友のせいにした。あの明るい人間のせいで私の居場所が無いのだと。
でも違う、悪いのは全部紛れもない私なのだ。体型が悪くても身長が低くても声がでかいのも性格が最悪なのも、直さない私のせい。
どうして人は、“自分のいいところを見つけなさい”、何て言うのだろう。
私の取り柄?長所?人に負けないところ?そんなものが見つかっていたら現代社会で苦労なんてしていない。
何を頑張っても誰にも勝てなくて、誰の一番にもなれなくて、誰かのどん底で笑われる為の要員な私に、皆と同じ世界に行ける切符を渡してもらえるなんて思っていない。
ただ、少しでも自分を正当化することを、どうか許してほしい。
分かっている、死ねばいいなんて、私がこの世から消えてしまえば皆が苦しみから解放されるんだって……理解している。
何度も試そうとした。でも池は濁って魚が泳いでいて、私が入ったら魚が可哀想で辞めてしまった。せめて生態系に迷惑をかけない死に方をしたい。
中学の彫刻刀も、使いすぎて切れ味が悪くなってしまった。カッターを買う気にもならない。
一酸化炭素なら、と思ったこともあったが、死ぬ時相当苦しいらしい。少し苦しいくらいなら我慢して死ぬが、流石に生き地獄みたいな経験はしたくない。
そんな事をグルグル考えていたら、あっという間に17になってしまった。自殺を考え始めてからちょうど10年、もう経ってしまったのだ。
何で今も、生きてるんだ。
自分自身に語りかけても見つからない問いの正解を、手探りで見つけようとしている。無謀な挑戦だと思う。
ここにいれば、この高校にいれば私は孤独にならずに済むと思った。
でも、それに相反して増えるカップル、出来るグループ、省かれる私。
二人組を作ってください、で余るタイプの人間。
先生も私のせいで相当苦労しているだろうな、分かっているけど、解決策が見つからないのだ。
本しか友達がいない、誰も友達だと思えない。友達だと思ったら自分が傷つく言葉ばかりを浴びせる人間か、私の周りの友達を奪っていく人間だけ。
類は友を呼ぶ、つまり私もそう言う人間なのだ。まあ予想はついていたが。
確かに、輪の中に入れるのは嬉しい。
……ここからは自分の勝手な我儘になるのだけど、私より大事な人間を作るなら、最初から私を大事だと言わないでほしい。私の友達への道のりは長いのだ、その中に入った上で、「嫌い」だの「怖い」だの「別に大事にしたい人ができた」だの……。
限界なのだ、何もかも。頑張れと言われるのも、あの子みたいになれと言われるのも……誰かの恋路や人生を、支えて助けて自分だけ孤立するのも、限界なのだ。
迷惑なのはとっくに分かってるから、もう分かっているから。
どうか、どうか……私が必要ないならさっさと「死ね」の一言くらいくれないだろうか。
「お前なんて誰にも必要とされていないからこの世には必要ない。いい加減立場をわきまえて自殺しろ、気持ちの悪い人間以下め。」くらい言ってくれれば、私も清々しく死ねるから、私が必要ないなら助けの言葉なんてかけず突き落とせ。
私は貴方じゃない、だから貴方の期待以上の人間にはなれない。貴方の当たり前を押し付けられても私にはそれが当たり前じゃない。
散々傷つく言葉ばかりを浴びせられる性格のくせに自分に恋人ができると思えるそのお花畑の脳みそを分けて欲しいものだ。人の相談に対して肯定的に入れない人間が女性にビンタされない人生なんて歩めるのだろうか。
今までの恋人が単純だっただけで世の中の異性はそんなに優しくないし単純じゃないしましてやお前の理想論についていけないぞ、っていい加減鼻で笑ってやってもいいだろうか。
なんだよ料理は自分よりできて欲しいって、私は家政婦でもママでも奴隷でもないんだぞ。もしかして、その理想に追いつけない私はもう人間でもないのだろうか。
食べ過ぎは体を悪くするというが、別に悪くなってもいい。それで死ねるなら私の勝ちだと思ってしまう。
……私が欲しいのは愛じゃない、友情じゃない、形取られた慰めでもない。
ただ何もしなくていい、“居場所”が欲しい。
何も言わないでいい、ただ抱きしめて、「貴方はここに居ていいんだよ」って、言って欲しいだけ。私はそれ以上なんて求めない、私だけを愛せなんて言わない。
ただ私より後にできた友情愛情を大事にして私を捨てるなら、最初から私の弱い心を拾い上げるなって、言いたいんだ。
何も求められない、何もなくても私をありのままの私で、弱いままの私で認めてくれる、そんな居場所が、見てみたいだけなのだ。触れたいだけなのだ。私にも、存在して欲しいだけなのだ。
透き通った世界へ行ってもいいという、切符が欲しいだけ。
超自虐ネタ()
まじで病み期に書いたやつ()
でもなんか、自分らしさが何よりでてたなって感じる
コメント
2件
まあ現実だと弱い所を出せば付け込まれて、強いように振る舞えば嫌われて、難しくて嫌になるよね~ 「誰にも傷付けられず1人でいたい」と「誰かと一緒にいたい」の気持ちが共存しててほんとにキッッッツイよね。マヂ🌚