私は淑女、十一人のファトゥス第八位の執行官、部下に命令をしていたところに、博士が来ていたのだが、不機嫌そうにしているスカラマシュがいることに気がつく、どうしてそんな顔になってるのか、、用件を聞いてみるとしよう、
(博士にスカラマシュじゃない、用件はなに?)
(お前にはスカラマシュと一緒に任務に行ってきてほしい)
(は、私とスカラマシュがあわないのは、博士も知っているわよね?)
(あぁ、だからこそだ、弱点の一つでもあるだろう)
(、、まぁあんたからの命令だしね、断る権利はないもの、行くわ、)
私は彼(スカラマシュ)と一緒に任務に行くことになったんだが、協力や作戦をやるとかそんなことをする動作もなく、目的地に向かってるだけだった、沈黙は続いていて、逆に気まずい、、
(やっと、目的地についたわね)
(、、、)
(何か言ったらどうよ、博士といる時から黙って)
(なんだ、寂しがりやかい?)
(違うわよ、作戦決めな、、)
(そんなことなくても、協力はできるよ)
(話すこともダメな私達の関係が、作戦なしで協力できるのかしら?)
うるさいな、とにかく何も考えなくてもいいよ、と言いたそうな顔で私を見てきていた、ここは気にさわるけど、彼にまかせるとしよう、私は遠距離で氷をなげ、一撃で敵を倒す、彼は敵に電気を送って感電させる、私が彼の手口を見ていた時、初めて後ろからバッと変な音がした、敵が私に攻撃をしていたのだ、このゼロ距離、避けれないし、彼が助けるとは思えない、そう思って、目を閉じていたら、何も痛くなかったことに驚きを感じ、目を開ける、そしたら彼が見透かすような顔で私を見ていた、
(なによ、その顔)
(君は女の子なんでしょ、顔に怪我はできないようにしな)
初めて優しい言葉をかけられた気がする、
(えぇ、、た、助かったわ、)
まったくという顔をしていたが、どこか優しい目をしていた顔はすぐに冷たい瞳へと変わった、何が彼をここまで冷たくさせたのだろう、過去を少しは知っている私でも、流石に彼が何を思ったかは分からない。
(淑女、余計なことは考えないでもいい、ほら、帰るよ)
彼は冷たい声でそう言い、出口に向かう、私としては何もわかっていなかったようで、気にくわなかった、彼が何に苦しんで、何を思ったのかも、知らない
(少し、飲み物を買って帰るから、先にいっててちょうだい)
(そう、なら先に帰っておくとする、バカな事はしないでよ、淑女)
(バカな事って、まぁいいわ、飲み物を買うだけなんだし、)
私がその先を言う前に消えてしまっていた、話ぐらい聞いてくれても良いじゃないと思いながら、飲み物を買うのだが、、
(おい、そこの美人さん)
(何かしら、て言うか触らないでもらえる?)
(冷たいな、俺達と一緒に遊ぼうぜ)
騒ぎは起こすなと聞いている、どうしようと悩んでいた時、後ろから手がのびて、男の手を掴む、
(え?)
(勝手に女の体を触るのは良いとは言えないよ、変態さん)
そう聞こえた声は、見覚えのある声、そしてその言葉が聞こえたと同時に、男の叫び声が聞こえた、私は後ろを見るとスカラマシュがいた、
(ほら、気をつけてっていったでしょ?)
(本当に騒ぎになるなんてね、)
(帰るよ、)
スカラマシュは怒っていたのか、腕を掴んでいた手に力をいれ、男の腕を逆向きに軽くひねった、彼は私の手を掴み、その場を離れた、その事でなぜか胸がいっぱいになり、眠ることができなかった、優しくしてくれた彼の目は、とても温かい目だったのに、どうして冷たくなったのか考えてしまう、何処からかわく寂しさを胸にしまい、今日もベットにつく私だった。
コメント
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私なりにガンバッタ、うん、ガンバッタ、 これ以上上手くできる気がしねぇ~笑