テラーノベル
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zm「俺って魅力ないんかな、…」
em「えッ、誰がそんなことを言ったんです?」
今は 書類仕事の休憩中でティータイムしている
疲れを取ろうと1人いそいそと準備しているとダクトからひょっこりゾムさんが現れた。
いつもの事なので驚きはしなかったが何故このタイミングで現れたのかを聞けば「やってそうな気がしたから」と言われ、流石勘が鋭いゾムさんだなと思った。
それで今はゆっくり紅茶の匂いを嗜み飲もうとしたらその言葉が発せられたのだ。
急な内容だったので驚き、飲むのをやめ自分が持っているカップを机に置き思わず問うた。
するとゾムさんは慌てた様子で両手を振り否定した。
zm「あ〜、ちゃうちゃう。いやぁ、あのな、トントンがな….」
俯き、少し溜める。何かと思い耳を傾けているとバッと顔をあげ机をダンッと両手で叩きつけ立ち上がり大きい声で言った。振動で
zm「全ッ然ッ手ぇ出してくれへんねん!!!!」
em「はぁ?」
そう言いゾムは止まらず言う。
zm「だってさ、俺らもう5年付き合ってるやん?でも、なんも愛情表現してこーへんねんで!?偶に『かわいい』『好き』とか言ってくれるけど!嬉しいけど!!それ以上の事はなんもしてこーへんねん!!ハグもキッスももちろんセ◯クスも!!もう俺はこれ以上我慢できん!」
はぁっはぁっ
言いたかった事を全て一息で言い息を乱しているがすぐに息が整いふぅと一息つく。
zm「エミさん、どうしたらええと思う?」
ふぅと落ち着き、椅子に座り直し腕を組みながらこちらを見る。
em「聞く相手間違ってません???」
そう言うとゾムさんは一瞬ハッとしたが考え込むようにして顎に右手を当て俯く。
zm「確かにそうやけど、藁にもすがる思いなんや….」
うーん、うーんと唸っていると背後からこんこんこんとドアを叩く音がして返事も待たずにガチャっと扉をあける音がした。
ut「邪魔すんでー」
zm「邪魔すんやったら帰ってー」
ut「あいよーってなんでゾムさんおるん??」
「ここエーミールの部屋やんな?」と私に言う。
em「なんの用事ですか?大先生。」
そう問うと、片手には本を持っていた。
ut「前貸してもらった本返そう思ってな、話の邪魔をしたならすまん」
そう言って大先生は私に本を渡した。
あっ、そうだ。
em「ゾムさん、大先生に相談してみるのはどうですか?」
zm「えーっ、大先生なー….」
何やら嫌そうな様子で口をへの字にしていた。
ut「どーしたんや?ゾムすん。 あーもしかしてあれか?トンちが手出してくれへんとかそんなんか?」
zm「なんでわかったん!?!?!?」
ut「やっぱそーなんか。これだから童貞は….」
やれやれといった様子で顔を振り、話を続けた
ut「そんなん、べろちゅーしてエロい顔したら一発や」
そう言うとゾムさんは指パッチンし
zm「天才か??…..あ、でも」
少し眉間に皺を寄せ少し頬をかきながら言った。
zm「トントンに一回ちゅーしようと思って不意打ちでやろうとしたら、全力で拒否られて距離もとられて『まだ早い』の一点張りでさぁ。だから強引にちゅーしようと思っても多分できん。力で敵わん、」
確かに、力ではゾムさんはトントンさんには勝ることはないだろう。理由は簡単。体格差だ。
トントンさんは大柄でゴツゴツと漢らしい鍛え上げられた筋肉が備わっている。それに対しゾムさんは普通の体型ではあるものの細身でトントンさんのようにゴツゴツした筋肉は着いておらずしなやかな筋肉が備わっている。純粋な力比べではゾムに勝ち目はないだろう。
em「キスしたくなるような状況を作る….」
em「…媚薬を使うのはどうです?」
ut「お〜」
zm「はっ!….ん〜でもぉ….」
ゾムさんは手をもじもじし少し顔を赤くしながら言った。
zm「自分の、その、魅力?だけで..やりたいとゆーか….」
そうごもごも言う彼はとても可愛い。こんな事言ったらトントンさんには殺されてしまうけど
その言葉を飲み込むように紅茶を喉に流し込む
ut「ゾム」
大先生が真剣な表情で名前を呼ぶ。
ut「トントンが息を乱しながら『キスさせてくれ、もう我慢できん』と迫ってくる。これは何を意味するのか。」
ごくりっ
ut「ヤるということや」
zm「っ!!!!」
ut「ヤれればもうこっちのもん、後はハッピーセ◯クスライフを送るだけや。ええやr」
zm「確かに!!ヤレればこっちのもんや!やっぱ大先生すげぇな!!」
興奮し目をキラキラさせながら言う。その姿はまるで新しいおもちゃで遊ぶ事が楽しみな子供の様。
ut「まぁ…当たり前やr」
zm「エミさんもありがとーな!!!」
em「あ、いえ!お役に立てたなら良かったです、!」
ut「……」
カッコつけてスーツの内ポケットかやタバコを取り出そうとしたがゾムに遮られ中途半端に取り出し固まっていた。
zm「じゃ!さっそく色々準備するから」
そう言って彼はまたダクトに入り音もなく消えていった。
ut「…とんちまだ手ぇ出してなかったんやねぇ」
em「まぁちょっと想像通りと言いますか、」
ふぅ ー
大先生はいつのまにかタバコに火をつけ煙を吐いていた。
ut「はやせな誰かに取られてまうかもしれんのに….」
em「……」
大先生はまた煙を吐きその煙は静かに消えていった。
んー、媚薬を確保せなあかんから…ぺ神のとこ行くか。
医務室は一階にあるので、階段に近いダクトへ向かう。
ちょっとダクトほこり溜まってきたなぁ…掃除せな、
ほこり臭いのを我慢し、目的のダクトの場所へ向かう。
zm「ふぅ….」
地面に着地し服にほこりがついていないか見て手で払う。
すると、うしろから足音が聞こえ振り向くときっちり七三分けに揃えられた髪の彼がいた。
tn「お、ゾムやん。」
zm「トントン、」
名前を呼ぶと目元が緩み優しい笑顔を浮かべた。
tn「どうしたん?」
何を話せばいいかわからない。今からトントンに飲ませるための媚薬を取りに行くが、少し罪悪感が出てくる。
1人で罪悪感を覚えているとトントンは近寄ってきて俺の頭を撫でた。
zm「へっ…..」
トントンから、頭撫でられた、?
zm「とんと、」
期待するようにしてトントンの顔を見る。
tn「アホ毛でとったよ」
zm「っ…..」
やっぱそうだよな。トントンはそんなことしてくれないもん。
zm「トントンの、ばか」
tn「えっ」
俺はそう言い背後にある階段を走って降りた。
やっぱ媚薬を使って目覚めさせるしかない…!
急ぐようにして走り医務室に向かう。
zm「ぺ神!!」
がらがらがらっと勢いよくドアを開けるとぺ神と半裸のショッピ君がいた。どうやら治療中だったようだ。
びっくりしたようにぺ神は動きを止めこちらを見て、ショッピ君はポーカーフェイスを崩さずこちらをじっと見ていた。
sn「ちょっとゾムー、医務室では静かに入ってきて?後、今治療中だから、」
zm「あっ、ごめん。治療中やったんか、出直すわ…」
shp「別に出直さなくて大丈夫ですよ。俺は気にしないですし」
zm「ほんま、?」
sn「ショッピ君が言うなら…」
zm「ありがとな、ショッピ君」
shp「いえ、別に…」
zm「てかショッピ君、脇腹の傷どーしたん?」
今ぺ神が治療している箇所だが傷はまぁ深く黒い血が見える。剣でやられたのだろうか。
ショッピ君は消毒の染みる痛さに耐え悔しそうに眉を寄せながら言う。
shp「模擬戦でクソ先輩にやられたんすよ。っ…」
zm「ほーん。模擬戦ってことは木剣やんな。」
shp「はい。ッい”、….あの馬鹿力は見習わないと…」
zm「そーか、お大事にな…」
「っすッぅ”」と痛そうにしているが声を抑えていつものポーカーフェイスを歪ませていた
木剣で結構深く斬れる力は強大だろう。確かに見習わなければならない。しかし俺は筋肉が付きにくい体質でどんだけ鍛えてもこの細い筋肉しかつかなかった。今でも鍛えてはいるが、
トントンのような分厚い筋肉を….
今はトントンの事は考えたくないかな..
それはそうとこんな傷をつけたコネシマ、次模擬戦する時手合わせ願おうかな…
shp「というか何故ゾムさんは医務室に?怪我、とかはしてなさそうですけど。」
じろーっとアメジストの瞳が俺を観察する。
zm「えーっとな?」
媚薬なんやけど、言ったら引かれへんかな、
俺が言おうと迷っていると、ショッピ君が気を使ってくれたのか言及しないでくれた。
そこまで大したことじゃないけど、
shp「雑談がてら聞いただけっす。話したくないなら大丈夫です。」
zm「あ、いや全然大したことないんやけど、」
俺は一拍置き、医務室に来た理由をペ神とショッピ君に話した。
shp「そうだったんですね。まだ手出してなかったんですね。トントンさん」
sn「トントン…、よし媚薬はあるからえーっと、ちょっと待ってねぇ」
そう言ってペ神はショッピ君の怪我を慣れた手つきで治療をして終わらせ、奥の医療器具や薬、実験中の薬品など入っている戸棚へと向かった。数秒もしないうちに帰ってきた。
帰ってくるの結構早かったな…
そう疑問に思っていると俺の前にきて小指サイズぐらいの小瓶を渡してきた。中身は淡い桃色で見た目的に甘そうな感じだ。
sn「はい、媚薬!それ結構効くから入れすぎ注意ねぇ、入れすぎたらどうなるか、」
ペ神が俺の耳元に顔を近づけた。
「ゾム自身で試してみる?♡」
ゾゾゾッ
耳元でそう囁かれ全身に鳥肌が立った。
身の危険を感じ、ペ神から離れるため後方に足で蹴り距離を取る。背後にはドアがすぐある。
sn「冗談だってぇ笑」
zm「お前、ガチで….」
ははっと笑っていたがその顔がニヤけ顔に変わり手を口元に置いてこう言った。
sn「本気だったらご飯や飲み物に内緒でいれるからね、♡」
またこちらのナニかを狙った目で見つめてきて大切なモノを守るために背後にあるドアを思いっきり開け、逃走する。
zm「ッ!!ショッピ君お大事にな!!!」
そう言いゾムさんは医務室から逃げる様にして出ていった。
なるほどしんぺい神さんはゾムさんの天敵か。
面白そうだし覚えておこう。
sn「あーぁあ、逃げられちゃった….じゃあ、次は….♡」
と熱を帯びた目をこちらに向けてきた。
shp「怪我人に乱暴するんすか。」
そう言うとしんぺい神さんはため息をつき元居た椅子に座りくるくる周りながら言った。
sn「リアクションが無いなぁ。ゾムみたいなリアクションを期待してたんだけどなぁ..」
shp「なんか、すんません。」
sn「いいんだよ笑さぁ怪我も治療したんだし戻りなー。それともナニ、襲ってほしい?」
shp「怪我治ったんでありがたく戻らせていただきます。」
「ありがとうございました」と言いお辞儀し俺は医務室を後にした。
あれでまだ手出してなかったんすね。トントンさん。
偶に見せる色気のある目線。その目線の先はゾムさんでぼーっと見ているのを何度か見たことがある。クソ先輩達と話しているゾムさんを見た時は機嫌が悪そうにしているのを隠しているが目線は隠せず嫉妬に満ちた瞳でゾムさんを見ていた。そのままトントンさんとゾムさんは2人っきりで話していたしどこかへ行った。てっきりお仕置きセッみたいなことをしていたと勝手に予想していたが違ったみたいだ。
まぁ、今日か明日ぐらいには進展してるでしょう。
くぁっと背を伸ばすと傷がズキッと痛み悶えるが我慢して自室へ向かった。
zm「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
久しぶりにダッシュした気がする…っ
結構きついな
俺は医務室から出た後、自室へとダッシュした。そしてドアを開きもたれかかりながらドアを閉じその場にへにゃっと座り込んでしまった。体力が無くなってきているのだろうか。どのみち鍛え直さねば….
さて
ちゃぽん
小瓶を人差し指と親指で挟んで見る。
飲ませる方法….
紅茶とかコーヒーにいれる、?それかクッキーかなんかにこれを混ぜて作る、?
うーん….
チョコに入れようか。混ぜやすいしチョコなら甘くても言い訳出来そうだし。作り方も簡単!
溶かして色々入れて混ぜて固めるだけ!
3時間ぐらいあれば全部出来そう、今からはやく作ろう!!
(作った)
冷蔵庫に入れていたチョコを確認すると固まっていたので取り出してラッピングする。
いつ渡そうか、今は17半。夕食を食べた後はトントンはまだ書記室に戻って書類仕事をやっているだろうからそこで渡して食べさせるか
てかもう夕食の時間やし食堂行くか。
俺はラッピングされたチョコをパーカーのポッケに入れて少し足取りを軽くしながら食堂へ向かった。
どれにしよかな、今日は…..カツ丼!
券売機でカツ丼大盛りを買い、食券をカウンターへ出し壁に寄りかかり待つ。
周りをぼーっと眺めているとトントンが券売機で食券を買っているのが見えた。トントンも視線に気づいたのかこちら一瞬見て、食券をカウンターへ出しこちらは向かってきた。
tn「よぉゾム、夕食一緒に食べへん?」
zm「ん、!食べる!何頼んだん?」
tn「豚の生姜焼き」
zm「共食い?」
tn「しばくぞ」
そう会話しているとカウンターから「カツ丼大盛りの方〜」という声がしたので俺はそれを取りに行く。
カウンターの方へ行くとお盆に乗ったお椀に出来立てほやほやで香ばしい匂いを立たせながら置かれてあった。
お盆を取り、トントンに「先席取っとくわ」と言い席を探す。
2人用の向かい席が空いていたのでそこに座る。俺はそのまま「いただきます。」と言い割り箸を割る。お、綺麗に割れた!るんるんしながら豚ロースをがぷりと食べると外側はカリカリの衣中はジューシーで噛むたびに肉汁が溢れた。トロトロの卵とシャキッとした玉ねぎが絡み合い甘酸っぱい。
ん〜やっぱ最高ッッ
ガツガツと食べていると向かいにトントンが座ってきた。
tn「あ、もう食い終わりそうやん」
カタっとお盆を机に置き苦笑いをしながらこちらを見る。
zm「ッん、トントンが遅いからやろ」
tn「すまんすまん」
笑いながらそう言うが目をぱちくりとさせ口を緩ませながら俺の顔に手を伸ばしてくる。
zm「ト、とんとん」
俺は期待して目をギュッと閉じる。
すると口端に温かい指の感触があり何か拭うようなことをすると指は離れていった。
まさかと思いぱっと目を開けるとトントンが人差し指にお米を乗せゾムを愛おしい目で微笑んでいた。
tn「可愛らしいことなってたよ笑」
ふふっと目を細めるトントンに俺は「好きだ」という気持ちが溢れてくる。顔が熱い。今絶対顔赤いやん…っ。俺は赤いであろう顔をフードを深く被り直しカツ丼を食べ続けた。
そんな俺を見たトントンはまた笑い、ご飯を食べ始めた。
「ご馳走様」と一緒に言い返却口にお盆達を置き食堂を出た。少し歩いてから立ち止まりトントンはこちらを見た。
tn「これからゾム何するん?」
zm「んー。特になんもせーへんかな、トントンは?」
tn「俺はまだ書類仕事が残っとるからな、書記室に行くけど、ゾム何もないんやったら来る?」
zm「いく」
tn「即答やな笑ほな行こか。」
よしよしよし、作戦どうりだぜ
トントンこれから俺に媚薬を盛られるなんて知らずによぉ。お馬鹿な豚さんやなぁ
心の中で笑っていたら書記室につき前に居たトントンが扉を開いて入る。俺も続けて入り扉を閉める。誰も入ってこられないようにそっと鍵をかける。
トントンは鍵をかけられたことに気づかずミニ冷蔵庫の前に向かっていた。
tn「、食後のデザートいるか?せっかく来てもらったんやけど、話し相手にはなられへんからなぁ、ゾムショートケーキ好きやんな?」
zm「!!ショートケーキたべる」
tn「ん、良かった。」
そう言いトントンは棚からお皿とフォークを取り出しショートケーキを乗せ来客用の机に置いてくれた。俺も来客用のソファに座る。クッションが沈み柔らかな革がきしむような音を立てる。
zm「あ、そうやトントンこれあげる!作ってん」
そう言いって俺はポケットの中から媚薬入りのチョコを渡す。
tn「おーええの?ありがとう。今食べようかな。」
zm「食べて食べて!」
「じゃあいただきます」と言ってトントンはチョコを一個食べた。するとトントンの眉が少し寄った。
tn「これちょっと甘ない?うまいけど」
zm「そ〜〜かな?あ、糖分補給にええと思って」
tn「..そーか。じゃあ俺仕事するから、ゆっくりしてってな。」
zm「ん!」
よし食べた!食べた!これは効果が出るまで待つとしよう。
トントンは机の前につき、書類を捌き始めた。
俺はいつ効果が出るか楽しみにしながらショートケーキを食べた。久しぶりに食べたけど結構美味い。
ケーキを食べながらトントンを見ているとトントンは手を動かしながらもチョコをばくばく食べている。鼻血が出ないか心配やけど、
もきゅもきゅと口いっぱいに頬張っているといつのまにかお皿の上にあったショートケーキは無くなっていた。
あれ、もう無くなっちゃった。
ケーキが一瞬で無くなり悲しんでいると、トントンの方からガタッと机に倒れ込むような音がした。びっくりしてそちらの方向を見ると、トントンが机にうつ伏せになっていて、肩で息をしていた。「はぁッ…ッッは….ふッ♡」と息をみだしている。
zm「とんとん、?ッッ」
やっっと効果が出てきたんやッ♡
俺はどんな状態になっているか見るためにトントンに近づいた。
初めてvvrvvrcl!で物語書きました!
だいぶ思いつきで書いたのですぐ終わる可能性ありです💦
次回にご期待
コメント
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激ウマ物語を見つけてしまった…保存して待ってます(⌒▽⌒)
トン攻め、ありやな、( ̄▽ ̄)