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学年一の優等生様には
才能がないらしい。
# prsk夢小説注意
# 魔法学園パロ
12⁄09
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白月siten
窓から日差しが差し込む
午後2:40分ぐらいの生徒会室。
そこで聞いたのは衝撃の事実だった。
「…は、???!」
「魔物が出た…!?」
「おう。それもS級みたいでな…」
なんとS級の魔物が出たというのだ。
S級っていうのは、めちゃめちゃ危険な
怪物みたいな感じのやつを
表すときに使われるランクのようなもの。
パソコンをいじりながら、僕は
この情報を今話した、東雲彰人に聞いた。
「はぁ…??、セキュリティは?」
「壊れてないらしい。」
「ん?壊れてないって言った?」
「おう。」
「..いやいやいや、セキュリティ
壊れてないって、一体_」
その言葉を口にしようとした時、
パソコンにとある情報が出た。
『魔物召喚魔法が検知されました。』
「は…????」
魔物召喚魔法?
「っ、彰人、これやばいよ。」
「ん?何がだ?」
いつの間にか向かい側で
資料をまとめていた彰人に伝えた。
「だって…」
「この学園のセキュリティを
壊さず入れる人物で、
尚且つS級の魔物を召喚…って、」
「…あ……」
そこまでいい、何かに気づいた
彰人が零したのは、
そんな間抜けな一言だった。
「…彰人。全生徒会役員に司令を回して。」
「ん。文章は?」
「いつもの。」
「送ったぞ。」
「ありがとう。」
いつもだったらもう
ちょっと文が長めなんだろうが、
今は喋っている場合じゃない。
一刻も早く、魔物を倒さなきゃ。
/ 北校舎 屋上 /
ピーピーッ!
スマホからなる通知音。
「…おや、この音は…」
その通知を見ると、
「!」
「…これは、僕も加勢しなきゃだね」
危険時の招集礼状だった。
それを見て3分も経たないとき、
「類くん!」
えむくんが屋上のドアを開けて来た。
「えむくんじゃないか。どうしたんだい?」
「さっきの!…類くんにも、届いたよね?」
「さっきのというと…
あぁ、招集礼状の事かな?」
「それそれ!あたし、3年のセンパイ達を
みのりちゃんと一緒に誘導してくるから!」
「あぁ。分かったよ。」
「じゃあね!類くん、無事で!」
「えむくんもね。」
その後、招集礼状は生徒会役員全員に周り、
2年は一般生徒の誘導(安全の確保)、
3年は戦闘に回ることに。
また、この時先生は学校に
強固なバリアを張っていたため
ちゃんとした参加は出来なかった。
2☓☓☓年 魔法学園『ナイト・マジック』
情報古記 267ページより引用
/ 数十分後 現場 /
「…………で。」
「…んだこれ。」
声の主_東雲彰人が
突っ込むのも無理はない。
生徒会が全員現場に到着するころには、
魔物は9割以上HPを削がれており、
皮膚に至ってはボロボロだった。
…本来敵である
生徒会すらも、同情するほどに。
「…これ、一体誰が_」
星乃が呟き終わる前に、
「白月さんだよ。」
横にいた桐谷はそう答えた。
「白月さん…って、あの…?」
星乃の頭の中に浮かぶのは、
いつもほわほわしていて、
ちょっと気だるげな感じの白月だった。
「星乃さんも、聞いたことが
あるんじゃない?」
「”白月夜の噂”」
星乃siten
その言葉を聞いた時、
どくん、と胸が波打った気がした。
「白月さんの、噂..?」
「うん。…そしてこれは、今この学校に、
生徒会長が居ないって
事にも関係してるんだ。」
「えっ、ちょっと待ってください…!」
「生徒会長…って、だって、
白月さんは今家の用事が
あるから最近は居ないって…」
「生徒会長はちゃんといるって、!!」
「一体どういう…!」
「…ごめんね。それは嘘だよ。」
制服に着いているフードを脱ぎながら、
誰かが歩いてきた。
「白月さん…?」
桐谷さんと話している間に、
白月さんはいつの間にか、
私達の近くに来ていたらしい。
「ごめん。でも、教えちゃったら
きっと、皆私に失望するんじゃないかって、
そう思っちゃって。」
「失望…」
「星乃さん。…貴女は、
それでも僕の噂を知りたい?」
“白月夜の噂”
それを、私自身が知りたいかどうか…?
そんなこと決まっている。
「…知りたいです。」
知りたい。
そう私は白月さんに答え、
「そっか。分かったよ。」
「じゃあちょっと着いてきてくれるかな」
白月さんは、私をどこかへ
案内してくれるらしい。
「桐谷さん。」
「どうしたの?」
「魔物の処理と分析、確保をお願い。」
「分かった。行ってらっしゃい。」
「うん。いってくるね。」
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