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未来
「楽しかったね!」
猫
「だな、けどお化け屋敷は忘れろ、絶対に」
未来
「えぇー、やだ、あんな猫さん初めて見た」
猫
「忘 れ ろ」
未来
「やーだ」
そう二人は話しながら人混みを歩いていると人混みが少ない場所へと出た
どうやら、パレードがこれから来るらしい
未来
「パレードかぁー!、見ようよ!」
猫
「だな、近くで見るか?」
未来
「うん!」
二人は最前列に出るとちょうどパレードが来たところだった
猫
「お、ちょうど着たな」
未来
「うん、パレード見てよ!」
そう未来は言ってパレードを見た
パレードが通りすぎるのを見ている猫はふと思った、これが楽しい事なのかと
猫
(いつも、、何が楽しいの分からなくて楽しいって思ってたけど、、これが楽しいのか)
猫
(でも、、これが楽しいのは、、)
未来
「猫さん!、見て!綺麗だよ!」
猫
「そうだな、、」
猫
(未来が居るから)
と猫は未来と供にパレードを見た
パレードが終わり、そろそろ帰ろうと思ったときある物が猫の目に止まった
猫
「未来、帰る前にあれ、乗ろうぜ」
そう言って猫が指差す所には観覧車があった
未来
「ん?、、観覧車?、良いよ」
猫と未来は観覧車乗り場へと向かい、観覧車へ乗った
未来
「猫さん、見てよ、凄い綺麗だよ」
猫
「そうだな、、」
二人はそう話しながら観覧車は頂点へと向かう
頂点へと到着する時、猫は未来にある物を渡した
猫
「未来、、これやる」
未来
「ん?、、なに、、、って、、これ!」
猫が未来に渡した物、、
それは指輪だった
猫
「その指輪、俺がその、、作った、、サイズ合うか、、わからねぇーけど、、」
未来
「合うよ、、だって、猫さんだもん」
未来は指輪を指にはめた
すると、指輪はぴったりとはまる
未来
「ね、はまるでしょう?」
未来は指輪をはめた指を猫に見せる
未来
「けど、いつ指輪作ったの?これ見るに、、ついさっき作ったって仕上がりだよ」
猫
「、、、俺の、、、力で、、さっき作った」
猫
「喜んで欲しくて、、、」
未来
「ありがとう、、凄い嬉しいよ、、猫さんが手作りで作ってくれた指輪、、嬉しいよ」
猫
「良かった、、、」
猫はそう言うと未来に聞いた
猫
「未来、、お前は俺と、、一生、、その、居てくれるか?、、」
未来
「、、どうしたの?、、急に」
猫
「霊と怪異じゃあ、、存在がかなり違う、、霊はいつか成仏するし、、、怪異は存在が認識されなきゃ消える、、」
未来
「、、、」
猫
「俺は幻の怪異、、時空間を越える猫、、一緒に居たら怪我をしてしまう、、俺は、、それが怖い、、、俺の存在がお前ら、、いや、、お前を傷つけてしまう、、」
猫
「俺は、、それが怖い、、」
猫
「こんな、、こんな幻とか言う物に、、なりたくて成ったんじゃあない、、、」
猫
「ジジイ、、、空間を作る犬もそうだと思う、、、俺と同じで、、」
猫
「そんな、、、者の、、俺と一緒に居てくれるか?、、、側に居てくれるか?」
猫
「俺と、、、、一生、、居てくれるか?」
猫はそう一人顔を下にし言う
すると、自分を未来は椅子から立ちやがり抱き締めた
ギュ
猫
「み、、、く、、、」
未来
「バカなぁ、、そんなの前から覚悟してたよ、、初めて会ったときからさ」
未来
「それは環お兄ちゃん達も同じで、お兄ちゃん達も同じ」
未来
「それを知ってての覚悟だよ」
未来
「確かにどっちかが居なくなったりするかもしれない、、けどまた会えるかもでしょう?、、何百年、何千年とさ」
未来
「だから、、、一生居てあげる、、」
未来
「猫さんの、、、幻の怪異、時空間を越える猫の妻として一生」
そう未来は言うと猫にキスをした
キスをした未来は猫に言った
未来
「猫さんは未来が妻として一生側に居るじゃあ物足りない?、、別に物足りないなら、、作るまでだよ、、沢山さ」
未来
「猫さん、、足りるかな?」
と未来が猫に聞くと猫は首をふった
猫
「足りるよ、、俺の妻として一生居てくれるって言うだけでスゲー足りるよ」
そう猫は言うと立ちやがり未来の手を掴みこう言った
猫
「我、時空間を越える猫、汝未来を妻として迎える、、」
猫
「汝、妻として結びを、、述べよ、、」
そう猫が言うとはめている指輪から光が溢れ未来達を包む
未来はその光に包まれながら述べる
未来
「汝、未来は時空間を越える猫、妻となり一生を成し遂げる事を誓う、、、永遠の、、妻として、、結び、一生を供に」
未来は結びを唱えると指輪から溢れていた光らは消えて、猫は嬉しそうに言った
猫
「ありがとう、、俺の妻として一生、、居てくれて、、ありがとう、、」
未来
「良いよ、、だって、、もう私は、、猫さんの妻だもん、、」
猫
「ありがとう、、本当に、、ありがとう、、」
そう二人が話していると観覧車は地上へと近づく
それに気づいた未来は猫に言った
未来
「猫さん、、今日はどっか泊まろうか、、もう遅いからさ」
未来
「ね」
猫
「そうだな、、」
猫達は観覧車から降りたあと、遊園地の近くにあるホテルに入り、猫はスマホの電源を着けようとした
だか、直ぐに止めた
だって、夫婦になったのだもう誰にも邪魔されたくない
猫
「もう、、あいつは、、俺の、、妻だ」
そう猫は一人言っていると未来が抱きついてきた
未来
「猫さん、、、どうしたの?、、、スマホ、、電源入れる?」
猫
「入れねぇーよ、、夫婦の時間邪魔されたくねぇーし、、、」
と猫は言うとベッドへ未来を押し倒す
ドサッ
未来
「初めてだから、、優しくしてね」
猫
「あぁ、、無論、、、」
そう猫は言うと電源を消した
次の日
猫が目を覚ますと隣には未来がいた
猫
(あ、、、そうか、、俺、、未来と、、)
猫は直ぐに昨日の事を思い出し、未来の指にはめられている指輪を見て、笑った
猫
「、、やっと、、、妻に、、」
そう猫は言って未来の頭を撫でていると未来が目を覚ました
未来
「ぅん、、、猫さん?、、」
猫
「悪い、、起こしたか?、、」
未来
「ううん、、大丈夫、、、今何時?」
猫
「今か?、、6時だ、、何か食うか?、、」
猫がそう聞くと未来は軽食をと言う
猫は電話で朝食を頼み、未来をお風呂へと入らせた
お風呂を入らせ終わるとちょうど朝食が来て未来と朝食を食べた
猫
「体、、大丈夫か?、その昨日、、」
未来
「ん?、、大丈夫だよ、、少し痛いけど、、優しくしてくれたからね」
猫
「そ、そうかよ、、」
未来
「けど、、何か嬉しかったよ、、猫さんの妻になれなって、、改めて分かったからさ」
猫
「俺も、、未来が俺の妻になったって、、改めて分かったよ、、やっと、、俺の妻になったんだ、、」
猫
「嬉しいよ」
未来
「ふふ、未来も」
そう二人は楽しく朝食を食べていると未来はふと猫のスマホを見た
猫
「、、電源ならまだ入れてねぇーよ、、入れたら場所特定されるからな」
未来
「お兄ちゃん達ならやりそうだね、、特にお兄ちゃんは」
猫
「けど、もう義兄だ、、それと両親に挨拶しねぇーと、、って挨拶したから良いか」
未来
「だね、お父さんとお母さんには既に挨拶した、、って、、何時?」
猫
「あぁ、、、その、、遊園地行く前、、悪いと思ってるけど、、怖かったから、、断られたら、、、」
未来
「そうか、、、けど怖くないでしょう?もう夫婦だし、、後で行こう、、今度は二人でさ」
猫
「あぁ」
二人はそう話して朝食を食べ終えて、ホテルをチェックインし出た
すると、出口には白、黒、赤、緑、黄、青、紫がおり、未来達を待っていた
猫
「どうやら、ジジイが気づいた見たいだな」
白
「、、、来てもらおう、主様達がお待ちだ」
未来
「お兄ちゃんは、、」
黒
「陸も待っている、、行くぞ」
そう白達が言うと猫達は大人しく、帰って行った
桜蘭へ到着すると既に環達が門で待っており、猫は環に言った
猫
「首魁様よ、、ジジイから全部聞いたんだろう?、、俺と未来が夫婦の儀式をした事、、妻となったこと」
環
「あぁ、、、」
猫
「未来はもう、俺の妻となった、、一生の、、未来もそれは了承している」
陸
「、、未来、、」
未来
「してるよ、、お兄ちゃん、、」
猫
「未来は俺の妻となった、、だから、、」
環
「何かしたら許さない、、と」
猫
「あぁ、、例え首魁で合ってもな、、」
そう猫と環は何とも言えない雰囲気で話す
七不思議の首魁と幻の怪異
二人の力の前には鏡夜達、他の七不思議は警戒体制とる
万が一、二人がぶつかれば桜蘭の時空間、境界、全てが壊れかねない
二人は暫く黙りあう
そして、環は猫に言った
環
「、、、分かった、、お前と未来の婚姻を許し、夫婦と認めよう」
陸
「!、環さん!」
環
「陸、、お前も分かってるんじゃあないか?、、猫と未来の事、、認めてるんだろう?」
そう環が陸に言うと陸は少し間を開けてから頷いた
未来
「ありがとう、、お兄ちゃん、、認めてくれて」
未来はそう言って陸を抱き締めた
陸は猫を見てこう言った
陸
「もし、、未来を泣かしたら、許さないからな」
猫
「泣かせねぇーよ、、絶対な、、、」
と猫達は話していると犬が猫に近づきこう言った
犬
「猫よ、、未来と婚姻の儀式をしたようじゃあが、、、もしや、、未来を妻とするために手を出したのでなかろうな、、」
猫
「手を出すわけねぇーよ、、、だって夫婦になってからもう手は出したし、、」
犬
「、、、お主、、」
猫
「夫婦になったんだ、、初夜は、、するだろ?普通」
犬
「、、、」
猫
「文句ねぇーだろ?、、、だって、、未来も同意してくれたし、、、」
犬
「、、は」
猫
「ジジイ、、、黙れ、、夫婦の事だ口出すな」
そう猫が言うと犬は済まぬと言い、猫は未来の元へと向かう
猫
「未来、、そろそろ中入ろう、、風邪引くぜ」
未来
「そうだね、、環お兄ちゃん達入ろう?」
環
「そうだな、、皆、入ろう、、この話はもう終わりだ、、さぁ、、行こう」
環がそういうと皆は中へと入っていく
未来
「猫さん、、妻として一生宜しくね」
猫
「あぁ、、俺の妻、、未来、、一生を誓おう」
そう二人、、夫婦は改めて言いキスをした
続く