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キャスター「えー続いてのニュースです。昨夜未明、株式会社”中華”の会社内にて中華民国さんの遺体が発見されました」
🇬🇧「え…?」
紅茶を飲もうとカップへと伸ばした手が止まる
キャスター「そして防犯カメラの映像によると
犯人は満洲国所属の日帝容疑者であり、現在指名手配がかけられています」
🇬🇧「は………?」
衝撃で思わず声が出てしまった。あの日帝さんが…日帝さんが…とうとう…人を…
🇬🇧「なんで…そこまで…貴方は…」
🇫🇷「かなりまずい状況になったな…」
ユ「これはもうやるしかないだろ?社員の中にも中華民国の仇を取るべきというやつが沢山
いる」
しかし不都合なことに、ソ連とイギリスは今の会議に出席していない。今この場には
フランスとユーゴスラビアしかいない
🇫🇷「そうだよな…ナチスやイタ王はこちらを狙ってるかもしれない…警察との連携を強化して軍拡しよう!」
ユ「戦争だけは起こしたくないからな」
その後、フランスやユーゴスラビアは警察から兵器を購入し、着々と軍事力を上げていった
彼らに対抗する為にーー
イタ王「次はどうするんね?ナチ」
ナチス「明日の午前9時。あらかじめ密約を交わしたソビエトと共にポーランドの会社に襲撃し、権益を奪う。
あそこは何度も買収に拒否したからな」
日帝「ポーランドの権益はどうするのだ」
卍「ソビエトと半分で分割する」
何処にあるかもわからない地下壕にて3人は今後の方針について会議を行なっている
卍「日帝はどうする?」
日帝「私は今後欧米からインドネシアやインドシナを解放させる。そして、自分の支配下において発展させてやるのだ」
イタ王「皆んな目標あっていいんね!」
日帝「それにしてもいよいよだな。ナチスさん」
さん付けされるナチスに本人は胸が疼く
卍「あのさぁ…前から思ってたんだけど仲間なんだからさん付けやめろ」
日帝「え、でも…」
卍「できればナチってよんでくれると嬉しい」
日帝「わかった。ナチ」
卍「お、おう…」
なんか急に言われるとドキドキするな…って
何考えてるんだ俺は
卍「まぁ…以降俺たちは明日もわからぬ身になるだろう。
だから今のうちに吐きたいことを吐け。 思ったよりスッキルするぞ?」
イタ王「ioは特にないんね!」
相変わらず陽気で明るいイタ王。しかし日帝は
質問に対して深く考え込んでいた
卍「おい日帝。なんか後悔でも?」
日帝「ん、まぁ一つだけ心残りがあるとすれば…私の大切な人かな」
卍「た、大切な人?それって、こ、恋人とか?」
日帝「ハハッ、ナチは察しがいいな(ニコッ)」
卍「(……。)」
イタ王「(日帝…その笑顔は反則なんね)」
今頃あの人はどうしているだろう…失望してるだろうな…こんな私の失態に。貴方ではなく、
自分を優先してしまったこの私を
日帝「だが私は進むべき道を決めたのだ。恋人であろうと、私の邪魔などさせない
後悔はないつもりだ」
2人は日帝の意志の強さに改めて圧巻された
日帝「おっとこんな時間だ。もう私は寝る
おやすみ」
そう言ってベッドに戻って行く日帝
卍「(日帝の恋人って…誰なんだろ)」
その日の夜は少しモヤモヤが残ってしまったナチスだった
そして翌日
卍「きたか。ソ連」
ソ「お前ってほんと小さいよな。人混みすぎて見つけられんかったわ」
卍「…うるさい!///お前が高いだけだ!」
重要な場面直前なのに自分のコンプレを刺激され、思わずキレるナチス
それを嬉しそうに眺めるソビエト
数分後、彼らの顔色は真剣なものへと変わり、ポーランドの 会社に突撃した
彼らを含む数十人の兵士達は入って次第
社員を撃ち、ポーランドを捜索する
社員「隠れてください!イギリスやフランスが助けに来るまで…時間を稼ぎます!」
🇵🇱「頼んだぞ…!」
しかし何故ポーランがこんな目に…
それにナチスとソ連のありえない組み合わせ
ソ連…お前は保安連盟を裏切ってまでも、
ポーランの権益が欲しかったのか!?
兵士「いたぞ!あれがポーランドだ!殺せ!」
🇵🇱「思ったより早かったな…だがここで死ぬポーランじゃないんね!不死鳥と呼ばれるポーランを侮るな!」
ポーランド会社の必死の抵抗もあり、ナチス
ソ連の死傷者数は予想よりを超える 数を出した。
報せを聞いた英仏はすぐさまポーランドに援軍を送ったものの…
🇬🇧「一足遅かったですか…」
🇫🇷「クソッ…次は僕たちだ!こうなれば早く戻って体制を立て直さないと!」
彼らが到着する前にポーランド会社はすでに
ナチスとソ連に制圧されていた
卍「まぁここまでは想定内だ。ネクストステージは、英仏だ」
ソ「おい、英仏を叩くのは構わないが俺んとこに侵害するんじゃないぞ?」
卍「さぁ…それは俺次第」
ナチスとソビエトのポーランド制圧の知らせは
瞬く間に町中に広がり、ざわつかせた
街の人々は次は自分たちだと騒ぐ中、ナチスは
声明を発表した
「我々に逆らわなければ命はとらない。しかし
英仏に協力しているとされるものは片っ端から
潰して行く」と
その日のうちに、ナチスとイタ王は英仏に宣戦布告した
だが、彼らが軍拡を進めていたことは知っていたのでここで仕掛ければ大激戦となり、
街のインフラは崩壊する可能性がある
両軍それは避けたかったので宣戦布告したものの、膠着している…いわゆるまやかし状態が
続いた
その頃、日帝は…
日帝「満洲、行くぞ。インドネシアとインドシナを解放しに行く」
刃先を整え、彼らの会社に出撃する準備を整えていた
満洲「日帝…我は怖いアル…」
日帝「何が怖い?」
満洲「もしかしたら…人を殺してしまう可能性があるのに…どうして日帝は余裕なの?」
日帝「…。」
ぶるぶる怯えながら話す満洲に日帝は微笑んで、満洲の肩に触れる
日帝「良かった。お前はまだ狂ってない」
満洲「なんて言ったアル?」
日帝「気にするな。ただの戯言だ」
奴には知って欲しくない。人1人殺して仕舞えば、もうそれ以降躊躇がなくなってしまう事…
傀儡とはいえ、奴には汚れ仕事を与えずに今回の作戦を成功させたい。今後のためにも…
日帝「お前達、行くぞ。覚悟はいいな?」
街の地下道を利用し、インドネシアやインドシナのいる会社へと向かう。地下道はとても暗く、明かりがないと進めないほどだ
日帝の周りにいる兵士達はナチのように実践経験があるわけではない
そのため、戦いに対する緊張、暗闇に対する恐怖が混ざり合い、慄いている
日帝はその様子を眺めていると
「よしわかった。一つ大事な事を教えよう
死ぬ気で戦えば生き残り、生き残るつもりで戦えば必ず死ぬ。これだけは覚えておけ」
一同「は、はい!」
ここの階段を出れば彼らがいる会社の目の前に着く。少ない灯りを頼りに上へ上へと登る
しばらく進むと光が差し込んできた
地下道を出た先は案の定インドネシアの目の前だった
日帝「いいか…後戻りはできないぞ」
兵士達はとっくに覚悟を決めた如く、強く頷く
「わかった…進め」