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食べながら色々話を聞いてみる。
どうも高校の方は、野外活動というより冒険という感じの活動内容らしい。
洞窟を潜ったり、建物の屋上からロープで降りたり。
滝を登ったりとかもしているそうだ。
「でも釣りとかもいいよな。先生、うちも取り入れませんか」
「そういう細かい事が得意じゃないんです。こっちも海が近いんですけれどね」
「街まで自転車で行けるのは羨ましいです。こっちは車が無いと辛いですね」
なんて話をして。
少し残していただけると助かります。
そうメモにはあったけれど。、それこそフランスパンで鍋の汁一滴残らないくらいにしっかりと掻き取って、全部を食べ終わってしまった。
鍋に痕跡すら残らない位まで。
「美味しかったのです。満足です」
流山先輩が最後のフランスパンを食べながら言う。
時計を見るとまだ8時。
「10時半を過ぎたらお昼の準備を開始します。私も車で迎えに行く予定です。だからそれまではフリー。でも連絡が取れる場所にいて下さいね」
とのことで、取り敢えず皆で川に行ってみる。
そう言っても歩いてすぐそこなのだけれども。
「綺麗ですね。水が透明感ありますし、下が本当に玉砂利なんですね」
「なら着替えてきましょうか。カヌー用の服装に」
「そうですね」
そう彩香さん。
「ちょっとテント使います」
うちの1年女子3人が六角形の大きいテントに入っていく。
1分くらい後、紺色と水色のおそろいの服装で出てきた。
水着っぽいけれど上は半袖まであるし、下はスカート状ひらひらの下にスパッツのような感じで腿まである。
「濡れてもいい服装ですか。揃えたのですね。何処かで通販なのですか」
「草津先生が縫ってくれたんです。適当な水着が無いっていったら。型紙集やら布地を取り出してその場で」
「3人分で3時間かからない位でしたね」
「自作なのですか」
流山先輩が驚いたように言って、そして小暮先生の方を見る。
小暮先生はため息をついた後、頷いた。
「草津先生なら、出来ますね。布地なんかもまとめ買いしていますし。私には無理ですけれどね」
あの2階での検討で何か縫っているとは思っていたけれど。
相変わらず万能超人だ、草津先生。