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学年一の優等生様には
才能がないらしい。
# prsk夢小説注意
# 魔法学園パロ
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「ふぅ…」
北校舎・屋上
僕は、そこで休憩していた。
「…あれ?夜?」
ふと出入口から、懐かしいような、
聞き慣れた声が聞こえた。
「瑞希!久しぶり!」
「久しぶり〜!3週間ぶりぐらい?」
その声の主は、僕の親友…ってよりかは、
ちょっとした幼馴染に近い友人。
腐れ縁とか、悪友?が近いかも。
「確か…そのぐらいに実技授業で
会った時が最後だから、そうだね…
うん、そのぐらい。」
「てか、瑞希、リボン変えたの?」
「お!さっすが夜!そうだよ〜♪」
僕が首を傾げると、
瑞希は嬉しそうに答えた。
「めっちゃ可愛い!どこのブランド?」
「えーっとね、『Melltee・loveMing』
ってとこ!新作なんだよね〜!」
メルティー・ラブミング。
僕たちがよく見てる服
とかアクセのブランドの名前だ。
僕はそんなに買ったりはしないんだけど、
見たり作ったりするのは好きで、
よく瑞希と一緒に、
休日そこの店へ出かける。
「あー、メラミか!通りで可愛い訳だ!」
ポンと手を叩き、納得する。
「でしょでしょ!?カワイイ物
ってやっぱりいいよね〜♪」
「あ!そうだ、瑞希、
このブランド知ってる?!」
僕がスマホを出し、
とあるブランドのHPを見せる。
「えっ、何ここ!?めっちゃ
カワイイんですけど!!?」
瑞希は知らなかったようで、
とてもはしゃいでいた。
「最近できた新作ブランドでね、
カフェテリア・ティーって言うんだよ!」
このブランドは落ち着いてる系が
多めだけど、レースの付け方とかが
凝ってる服が多い。
瑞希は洋服のアレンジが好きだから、
このブランド好きかなって思ったら、
ビンゴだったな。
「めっちゃボクの好み!!
どこで知ったの?掲示板とか?」
「ううん。知り合いづてに聞いたんだ!
僕の好みなんじゃない?って!」
「確か…1か月前とかに
出来たブランドだったかな?」
「瑞希もこういう系統好きそうだから、
次会った時教えようかなって!」
北校舎、2人きりの屋上に
僕たちの興奮した声が響く。
「めっちゃ好み!!あっ、
これとかカワイイ〜!アレンジ
上手過ぎない!?」
いつの間にか奪われていた
僕のスマホで洋服やらアクセやら、
色々見ていく瑞希。
「ちょっと、それ僕の
スマホなんですけど〜?」
僕は笑いながら画面を覗き込む。
その時、あるプッシュ通知が来た。
「ん?新しいブランドの通知かな?」
「ちょっと貸してくれる?」
「うん、いいよ〜!」
瑞希がスマホを僕に返すと、
またもやスマホから通知が。
「んー?なんの通」
なんの通知だろ、と
言いかけて僕は固まった。
「あぁー!!!」
「えっ!?どうしたの夜!?」
「ごめん!そういえば僕彰人から
逃げてきたんだった!!」
「えぇ!?弟くんから!?!」
「本当にごめん!またここで会おう!」
「うん!行ってらっしゃい!!」
僕は久しぶりに会った友人に
手を振りながら、生徒会室へと戻った。
「ただいま〜」
「おかえりなさい、白月さん。」
「ただいま、日野森さん。」
生徒会室の窓から生徒会室へと入ると、
そこには日野森さんが居た。
「それ、なんて言う本?」
彰人がいないことに違和感を覚えつつも、
日野森さんが手に持っていた本が、
僕は少し気になった。
「えぇっと…あ、夜明けの街っていう本よ。
推理小説でね、面白いのよ。」
「推理小説?日野森さん、
そんなの読むんだ。ちょっと意外かも」
「!…そうね、私はそんなに推理小説って
読まないから…新鮮な気持ちだわ」
「けど、結構面白いのよ」
「…誰?」
「え?何が?」
「…変装雑すぎじゃない?」
「だから、何を言って_」
「ホクロ、付け忘れてるよ。」
「望月さん?」
「…白月先輩、相変わらず早いですね。
今回は自信あったんですけど…」
「というか、ホクロ、
ちゃんとありますよ?」
「あはは、ごめんごめん。
けど仕草が違和感あってさ。」
本来日野森さんはあんな風に
ちゃんと読んだりしない。
毎回逆さまだったり最後から読んでたり、
天然の極みかと言うほど
必ず天然が炸裂しているのだ。
「すごいですね、やっぱり」
「それほどでも〜」
「それで、どうしたの?わざわざ
変装してまでここに来るなんて。」
「あ…えっと、魔法祭のことなんですけど」
「あぁ、それか。確か
望月さんは軽音部だったよね?」
僕は自分の机から紙の束を出す。
「はい。」
「軽音部は、『ギターの聴き比べ』
『魔法で楽器を作ってみよう!』の2つを
出し物として出すって聞いてるんだけど…」
「…実は、そのことで相談があって」
「相談?なにかな、望月さん」
「…っ、」
「咲希ちゃんの魔力切れのこと、
一歌ちゃんから聞きました。」
「!」
「咲希ちゃん、治りますか?」
「…治る」
「けど、絶対とは言えないかな。」
僕はプリントの確認をしながら、
隣にいる望月さんに答えた。
「軽音部の4人って、皆幼馴染なの?」
「?はい」
「…なら話してもいいか」
小声でそう呟く
「魔法祭の数ヶ月前の噂って知ってる?」
「噂の内容は体調を崩しやすいって
ことなんだけどね。」
「…まさか、それで咲希ちゃんは毎年…」
望月さんは察しが良くて助かる。
「当たり。」
「天馬さんのような病を患っている人は、
皆こうなるんだ。」
「そして、長引く」
「…なら、咲希ちゃんは魔法祭までに
魔力供給が間に合わないかもなんですか」
「うん。その可能性も全然…というか、
かなりある。」
「その時は僕がどうにかするけどね。」
「…ま、本人の気持ち次第だけど」
「…ありがとうございました。」
そのまま生徒会室の扉に手を
かけようとする望月さんに、
僕は慌てて声をかける。
「え?待ってなんで帰ろうとしてるの?」
「え?だって聞きたいことは
聞き終わりましたし…」
「いやいやいや!?!これだけ?!!」
「?はい…」
「えぇ…??」
「???」
「このくらいの用事なら
変装しなくてもいいのに…」
「で、でも生徒会役員でもない私が
生徒会室になんて
入ってる所を見られたら…」
「いいじゃん。その時は僕を
呼んでくれたら僕が適当に誤魔化すよ。」
「え、ええ…いいんですか?」
恐れ多いのか、
望月さんは肩を竦めていた。
「うん。はいこれ。」
僕はポケットから紙を取り出した。
結構前に入れたはずなのに、
姿(?)は綺麗な紙のままだった。
「?これってなんですか?」
「んーと、簡単に言えば『特定の人を
呼び出せる魔法』の呪文が書いてあるよ」
「すごい…そんな物が…」
「回数制限もないし、なんかあったら
僕のこと呼んでくれていいよ。」
「!ありがとうございます!」
「いえいえ〜」
僕が返すと、望月さんは
勢いよく生徒会室を出ていった。
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