コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
4月19日木曜日in音駒高校部活終わり
猫又「えー練習おつかれ様でした」
「「「お疲れ様でした!」」」
猫又「来月のゴールデンウィークの合宿が決まった 」
『え?ホントですか?』
猫又「場所は宮城県で行う。まぁ詳細は後日連絡するが……まぁ楽しみにしといてくれ。それじゃあ解散」
宮城………か
宮城はちょっとなー
別にボーダーの規則で行っちゃダメってわけじゃないけど
遠出は控えた方がいいって言われてるし……
黒尾「透鈴ー置いて行くぞー」
『ちょーまって!』
黒尾「へいへーい」
そう言って頭をぐちゃぐちゃと撫で回してくる黒尾とかいうトサカ
『頭撫でるな』
黒尾「あーあーごめんなさぁいねぇ?」
なんだコイツ
いや、先輩にコイツは失礼か
夜久「おーい!はやくー」
『うん!』
夜久「楽しみだな!」
『……うんホントわかるー』
てか城戸さんにとりま行けるか聞いてみるか
多分無理だけど
夜久「……やっぱり行けないか?」
『……聞いてみないと分かんないかな。けど無理な気もするうん』
pruuuu
ん?電話?
黒尾「透鈴のスマホなってんぞ」
『んー』
誰から……?
ボーダーのスマホってことは上かな
『あ……』
通話開始のボタンを押す
『よーイケメン生意気奈良坂』
電話をかけてきたのは奈良坂だった
奈良坂 〈透鈴、今日は本部にくる予定あるか?〉
『ん?いや特には?………あーけど3バカが来いって言ってたし行こうかな』
奈良坂〈…………〉
『え?てか何?どしたの? 』
奈良坂〈………三輪と陽介が加古さんを怒らせた〉
『…………何をしたの?』
奈良坂〈よく三輪に寄りかかってるだろ?〉
『………うん、そうだね』
奈良坂〈それを陽介が隠し撮りしてたみたいで………〉
『は?きっしょ、槍バカのくせに』
奈良坂〈……その写真を加古さんに見せて、加古さんがすばらしい笑顔で三輪に問い詰めた〉
『…………いや写真見せた米屋が悪いでしょ』
奈良坂〈………ほら、加古さん。事実ですよ〉
『………ん?』
加古〈そうなの?透鈴〜?〉
電話口からは我が隊長の加古さんの声が……
つまり今の会話が聞かれてた……と
加古〈いつからそんなに三輪くんと仲良くなったのかしら?〉
『いっや〜い、いつからでしょうね?でも普通の友達ってぐらいですよ〜』
加古〈少し直接話を聞く必要がありそうね〉
『いやそんな加古さん忙しいでしょ?そんなことしなくても〜』
加古〈いいのよ〜?ねぇ?今学校よね?なら迎えにi〉
『今すぐ行かせていただきます。加古様。』
学校に来られるのは非常に困る
加古さんのことだ
ボーダーだとかバラされそうで怖い
加古〈そう。じゃあまた後でね?〉
『………はい”』
加古〈じゃあ奈良坂くん、私は隊室行くから〉
奈良坂〈はい〉
今ヤバいのヤバめじゃん
今日はどんな罰受けるんだろ
明日学校サボらせてドライブだけはぜったいにいやだ
あの炒飯はつつみん以外当たらないけど、今回は私にも降ってくる可能性が高い
なんだって三輪だから
奈良坂〈じゃあ電話切るな〉
『助けて奈良坂』
奈良坂〈相手が三輪だったのが悪いな〉
『そもそもアンタのとこの隊員が余計なことしなきゃよかったんじゃ……』
奈良坂〈………なんか言ったか?〉
『耳腐ってんじゃねぇーよクソが』
奈良坂〈……なら今度いい店一緒に行こう〉
『お?デート?』
奈良坂〈んなわけないだろ 〉
『ういっす。あ、なら新弓手に出来たとこ連れてってよ。奈良坂の奢りで』
奈良坂〈……いいぞ〉
『え?いいの?』
奈良坂〈その前に加古さんのありがたい話があるがな〉
『すぅっ……はい。』
奈良坂〈じゃあな。早く来いよ〉
そう言われて電話が切れるとズシッとして重みが体を覆った