テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#恋愛
アウラウラ
45
#オリジナル
芽花林檎
255
#元カレ
まぁ
22,842
オープンカーで風を切ってハイウェイを走る。
運転席でハンドルを握るサングラスを掛けた横顔に、つい目が奪われて見とれてしまいそうになる。
サングラスをしてる顔までカッコいいとか、ほんとズルい……。
じっと見つめていたら、「なんだよ?」と、彼に気づかれた。
「な、なんでもないっ!」
焦って、目を逸らすと、
「俺をずっと見てただろ? 気づかないとでも思ってたのかよ」
喉の奥で、くっ……と短く笑われたと思ったら、
「高速でなかったら、今ここでおまえにキスがしたいくらいだ」
いきなりそんなセリフをためらいもなく吐かれた。
「……キッ、キスって、なな、なんで?」
甘い言葉に、どうにも慌てふためいて、動揺が隠せなくなる。
「そんなの決まってんだろうが」
一瞬だけ視線がこちらに寄越されて、
「おまえが、俺をその気にさせたからだ」
今度は、さらりとそんなことを口に出されて、胸がドクンと大きく高鳴ってしまう。
「……もう、バカ……」
赤くなる頬を両手で挟んで、小さく言い返す。
「男なんて好きな女の前じゃ、みんなバカみたいなもんだろう」
どうしようもないくらいに胸の鼓動が高まってきて、もう本当に誰かこの彼を止めてほしいとも感じる。
格好良すぎだし……
大好きすぎだし……
口に出したら恥ずかしくなりそうで、心の中でだけ言ったのにも関わらず、頬はよけいに赤く火照った……。
コメント
1件
うわあ、もうこの甘さやばいっすね…! オープンカーでのデートとか、サングラス姿の彼がかっこよすぎて主人公が目を奪われる描写、すごく共感しました。高速でキスしたいって言われたら確かに胸がドキドキしちゃいますよ。最後の「男なんて好きな女の前じゃ、みんなバカ」ってセリフ、グッときました。甘々なのにリアルな会話がいいですね。次も楽しみにしてます!