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1 - 第1話 虐待死ネタかぶちゃ(なぐかぶ)腐りかけの豆腐 様からのリクエスト。

♥

150

2024年05月22日

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リクエスト1作品目でございます!

腐りかけの豆腐 様からのリクエスト!、

「かぶちゃ虐待死ネタ」

ごっつええネタくれましたわ。

ちなこの世界線のかぶちゃなんですけれども、中学生です。天羽組に入ってません。

期待に添えてなかったらコメントで教えてくださいねん。

この作品のコメ欄からでもリクエスト可能でござる。

よろ。

そんでもって、どぞ!



『共依存』

それは自分と特定の人物が過剰に依存しあっている状態を指す。

アルコールやタバコなどの「物」ではなく、相手との関係性に依存し、「人間関係」に固執している状態である。

原因としては、自己否定感や、相手に見捨てられる不安などが人間関係や行動に影響が出ている…つまり何らかの問題を抱えて心理的な不安感を持った身近の人などに発症する。



昨夜未明、◯◯市の住宅街で、女性のものとみられる遺体が発見されました。発見されたのは◯◯市在住だった××さんと××さんであり、この2人は共依存関係で心中を図ったことが現在の捜査で判明しています。警察は_______……


南雲「共依存からの心中…ねぇ?……ハァ…」

そんな記事を見て、天羽組武闘派である南雲梗平はため息をついた。

南雲は極道として渡世に生きているが故に、今日明日と生きられる保証がない。

かといって死にたがりという訳では無いし、なんだったら死にたくない。

渡世で生きているからこそ、命の尊さが分かっているのだ。

南雲「しかも高校生じゃねえか。…世も末、だな。」

そうぼやいて、南雲は見回りに向かうべく、繁華街へと足を運んだ。



そして見回りを終えた南雲はちらりと時計を見る。

時計の針が指しているのは午後5時。

すると後ろから声がかかった。

小峠「あ、南雲さん。」

南雲「お、華太じゃねえか!学校終わりか?」

南雲と顔見知りである、近くの中学校の男子生徒である。名を小峠華太。二人は近くの公園でたまたま知り合い、そこから仲良くなった。

南雲「久しぶりだな!…………って、その頬の傷どうした?」

南雲は小峠の頬にガーゼがはられているのを見て問う。

小峠「…あぁ、ちょっと転んじゃって…」

その時小峠の目が少しだけ曇ったことに南雲は気が付かなかった。

南雲「ほんとにおっちょこちょいだなぁ、お前。まぁそんなとこもかわいいけど。」

小峠「かわいいってなんすか………」

そしてたわいもない話をして、その日は別れた。


翌日。

小峠は学校を休んだ。

その次の日も、またその次の日も。



南雲とあった日の夜だった。

小峠「…ただいま…………」

母「……………」

小峠「(最悪だ。機嫌が悪い。)」

小峠は家に帰るのが憂鬱だった。

理由は明確。

母親と一緒の空間にいるのが辛いからだ。

母親はその日ごと、機嫌で性格が変わる。

ある日は、

母「ねぇ、華太はお母さんを捨てないわよね?だって華太はお母さんがいないと生きていけないもんね?あの人みたいには………ねぇ、大好きだから。ねぇ…」

そんなことを毎日のように言われ続けてきた小峠は、もう洗脳状態と言っても良かった。これを世では『共依存』というのだろう。

またある日は、

母「ねぇ、なんであんたが生きてるの?あんたが死ねばよかったのに。なんで?あの人を返してよ。死ねよ、お前が死ねよ!お前のせいであの人は死んだんだ!なんであの人が死んでお前なんかの人間のクズがのうのうと生きてるんだよ!あんたなんて引き取らなきゃ良かった!!」

バキッ、ドゴッ、グシャッ…

小峠「…ぐぅ、ぁ゛ッ………」

機嫌が良ければ擦り寄られるし、悪ければ殴られる。

学校では心配されないように明るく振る舞い続けた。優等生として。みんなの期待に応えられるように。

…母親が認めてくれるように。

そんな毎日に、もううんざりしていた。

母「……ハァ……気持ち悪い。ほんとあの人とそっくり……なんで生きてる訳!?さっさと死んで私を楽にさせてよ!!おら、死ね!」

そこからはもう暴力の嵐。

いつもの小峠ならば、黙ってその暴力を受け続けていた。

小峠「…いい加減にしろ。」

小峠はたまたま近くにあったハサミを母親の右目に突き刺した。

母「ぎゃあああああああああッ!!??」

悲鳴をあげて床をのたうち回る自身の母親を見て、さらに追い討ちをかけた。

台所から包丁をもってきて、それをそのまま動けない母親に向かって、何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も。

突き刺した。

小峠はもう既におかしくなっていたのだ。


制服が返り血で真っ赤に染った頃、小峠は我に返る。

小峠「あれ……俺何して……………え、?なん……で?…か、あさん…? 」

一瞬で小峠の額に汗が滲む。

そして自分の真っ赤に染まった姿を見て、悟る。

小峠「………ころしちゃった。そっか。」

小峠は静かになった部屋で、しばらく一人で考える。


そして考えついた結果、


小峠は自身の胸に思いっきり包丁を突き立てた。


小峠「約束、したから………捨てない…って……」

小峠「おれも…………………」



一週間後の天羽組事務所では、南雲が頭に手を当てて、うーんと唸っていた。

南雲「華太、あの日以来見てないけど何があったんだろ。…誘拐?いやまさか……」

そんな南雲のもとに、小林が近づいてくる。

そして静かに自身のスマホを差し出した。

小林「これ……」

南雲「なんだ?」

そして南雲はスマホに表示されていたひとつのニュース記事を読む。

南雲「………………は?」



先日未明、空龍街の住宅街にすむ小峠華太さんと小峠◯◯さんの遺体が発見されました。

警察の見解によると、華太さんが◯◯さんを何らかの原因で殺害した後、華太さん自身も凶器に使った包丁で胸を突き、自殺したものと思われます。

また、近所の住民の方からは「いつも殴るような音となにかが壊れる音が聞こえていた。」「華太君は生真面目で明るいとてもいい子だった」などの証言が取れています。

警察は、◯◯さんが華太さんに対して日常的に虐待を行っていたものとして調査を進めています。そして華太さんの父親ですが、数年前に事故で死亡しているとのことです。

そして◯◯さんと華太さんはおそらく共依存関係にあったと_____________……



その日はとても暑くて、蝉がうるさかった。


はい、リクエスト1作目、ありがとうございました!

共依存をテーマにしてなぐかぶで作成させていただきました!

ちょっと会話構成ミスったな。

終わり方雑だな。

反省します………。

お次はjojo landsさんのリクエスト行きまーす!

お楽しみにぃ。

この作品はいかがでしたか?

150

コメント

6

ユーザー

あっ余計に出てきてしもた

ユーザー
ユーザー

鼻血が止まらん

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