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「誰も来ませんねぇ」
ぼくたちは境内の休憩スペースに座っていた。
「まぁ、そういうご時世よ」
女神様が明るく言う。
しかし、どこか寂しそうだ。
「その分、朝が忙しくなったよな」
護は去年のことを思い出して言う。
そしてお客様に出すはずのお酒を飲んでる!?
「いやお前…勤務中だぞ」
「縁起物だしなぁ…あ、女神様の許可はとった」
「そうか…なら良い…わけねぇだろ」
「まぁまぁ、許可は出したし、そう怒らないの」
女神様は言った。
そういう女神様は緑茶を飲んでいる。
その隣で、美子はうさ耳カチューシャをつけたまま眠っていた。
空を見上げるとオリオン座がすごく綺麗だった。