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君の背骨に棲みたい

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君の背骨に棲みたい

63 - File63:確信めいた予感

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2022年11月14日

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※この物語はフィクションです。

実在の人物及び団体、事件などとは一切関係ありません。


〈File63:確信めいた予感〉

「千景さんと、それから放火魔の車を探しましょう」

ケントは目を丸くして、「車を」と私の言葉をなぞった。

顔に根拠が知りたいって書いてあったけど、通報と報告を優先することにする。

リンダへの報告は智世に任せ、私は通話履歴をタップした。

普通に110番通報するより話を通しやすいと思い、当初の予定通り伯父さんに電話を入れる。

「もしもし、伯父さん?カグヤだけど」

「『オウ、お前か。どうした』」

機嫌よく応答した伯父さんは、こちらの状況を聞くなり黙り込んでしまう。

この沈黙はちょっと心地が悪い。

私の話がひと段落すると、伯父さんはスッと息を吸った。

「『この――バッ!』」

そこで通話を切った。

即座にかかってきた折り返しの電話を切り、スマホ*********************

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