第28話 視点変更多いな
前回までのあらすじ
パイプの上を登った。以上。
そうだ。私の「固有力」は「何かを入れる」だ。このパイプ、妙に数が多いから、これを、破壊してっ!
パキンっ!
意外と脆いな。
「え?シイちゃん!?何やってるの!?」
「美里さん、私から離れてください。どこか安全なところに移動してください」
「わ、わかったわ」
よ。これを、この壁に縦で入れて、よし!なんかロッククライミングの要領で登れそうだな。
「ホッ、はっ、ていやぁ!はぁ!?」
ストッ
よし。何とか登れた。
「美里さん達も、早くそれを使って登ってください」
「わ、分かりました」
その後、美里さん、カナさん、凛さん、ユメさんも登ってきた。
「よーし。これで全員かな?それじゃ、また進もう」
「またこの暗闇歩くの〜?怖いよぉお姉ちゃん」
「大丈夫。お姉ちゃんに任せなさいって」
そして、また暗闇を進むのであった。
「しっかし、なんにもないな。ここ」
「あ、何この扉?」
「この扉の先が終わりかな?」
そんな期待を込めながら扉を開けた。
「何ここ?光がだいぶ遠くまで行くけど」
「見てこれ〜ガラスだよーぶぇー」
「祐くんは暇なのかい?」
右の壁がガラスで出来た部屋に出た。なんだここは?
「うわっ!何!お姉ちゃん!突然光が!」
「なんで突然光が着いたんでしょう?ん?あれは、ラキ君!?」
「あれ?リスじゃん。久しぶり」
「祐くんもいる!みんないて良かった」
「わらわは誰との再会を楽しめばいいのだ?」
これは、女子チーム…だよな。でも、なんで再会させたんだ?
[あーあーマイクテストー]
「また出ましたね」
「早く出せよ〜」
[まぁまぁ落ち着いて、ここでみんなを再会させたのは、次のミッションは協力しないと出来ないからさ]
「協力ミッション?」
[そう。簡単に言うと、どっちかがボタンを押して、そしたら、進んで片方がボタンを押してって進むの]
交互にボタンを押すのかな?
[まぁ交互に扉を開けながら進めってこった]
雑だな。
[男子、女子、男子、女子って押せば普通に進めるよ。裏切るのも…ありだよ?]
裏切る?そんなんする訳ないだろう。みんな無事に帰るさ。それに、裏切っても意味ないしな。金が出るってんなら話は別だけど…。まぁみんな無事に帰って欲しいから僕は裏切らないけど。
[それじゃ、頑張れー]
まぁここは普通に簡単だから大丈夫か。
ポチッ ウィーン
ポチッ ウィーン
ポチッ ウィーン
意外と長く続くな。どこまであるんだ?
「ねえラキ、ちょっと提案なんだけど」
「どうした?」
「ラキあっちの女子チームの方に行けない?超能力扱える人がどっちのチームにも1人いたら心強いと思うからさ」
「まぁ、確かに一理あるな」
1人づつ超能力を使えた方が安全か。
「わかった。ちょっと行ってくる。まずは美里さんにテレパシーで伝えて」
美里さん?今からその女子チームの方に行くから、よろしくね。
(え?はい。分かりました)
テレポート
「祐、来たよ」
「ナイスラキ。それじゃ、がんばえー」
頑張るよ。
「うわぁーどうやって来たの?」
「僕はリスと同じで超能力者なんだよ。カナさん」
「なるほどね」
そして、その後は何事もなく進んだ。
作者「読み返してたらやりたいネタ見つけたからやっていい?異論は認めさせない 」
[男子、女子、男子、女子って押せば普通に進めるよ。裏切るのも…ありだよ?]
「えっと、『男子、女子、男子、女子、男子、男子、女子』だな!」
[違うわ!よく聞け!こうやって押せ!]
[「男女男男女男女」]フゥフゥ
[満足か?作者]「大満足!」[ならいい]
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