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Hayato×Jinto
Jinto side
この手に頭を撫でられたらさぞ気持ちがいいだろうなと思ったことがある
人から撫でられたいだなんて思ったことはなかったのに
このゴツゴツとした大きな手で撫でられたら、さぞ安らぐだろうと…
それが日常になりしばらく忘れていたが不意にそんなことを思い出した
今は撫でる、というよりは掴まれていると言ったほうがいいか
正確に言えば…支えられている
勇斗の唇は俺のそれを何度も啄んで
舌でゆっくりと舐めて、なぞって、押して
伝わる少しだけ高い体温と柔らかい感触
ぬるっと動く舌
侵入してくるそれはそっと口内をかき回す
力が入る指先
思わず声が漏れると水音を伴って離れていった
不思議な充足感がある
「…キスって、気持ちいいな」
思わずそう伝えると
「はっ?」
と勇斗は大げさに体をびくつかせ、のけぞった
「…なに、言ってんの」
こちらから見えているところはほとんど赤くなっている
狼狽える、動揺するを具現化している
…愉快だ
「いや、気持ちいいなと思って」
「…あなた普段そんなこと言わないよね!急にどした!?誰かと人格入れ替わってる?」
そこまで変かね
「替わってないはずだけど」
「嘘だ」
「せっかくだから…もっかいしとく?」
「もう、何!?俺をどうしたいの」
真っ赤な勇斗を見てつい口角があがる
たまには俺からしてみるか
反応が楽しみだ
fin.
コメント
2件
手…手の描写が最高です そして、💛さんが素直で可愛い… そして、そんな💛さんに狼狽える🩷さんもとても可愛いです あぁ、本当に良いものを読ませていただきました ありがとうございます😊
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