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周りには赤い彼岸花が咲き乱れている。
前には川とそれを渡る橋。
その向こう岸にはイトスギが咲いている。
昔はガーベラなどが多く咲いていたらしいが今はもう儚く散っている。
俺はその向こう岸に自ら向かおうとする。
俺の周りにはロベリアのような心を持った人ばかりだった。
そんな人たちばかりの中で俺は、、、黒バラの心はなく。
オニユリのような心でもなく。
だからといってエンドウのような心に囚われてもなかった。
ただひたすらに。紫陽花の心で耐えた。
本当は今。マンションの汚い4畳半の部屋に備え付けられたベランダである。
時計は23時59分を指している。
そんな俺にピッタリの花は
『キスツス』だろう。